2015春 山陰・九州の旅(七日目) ハレ男返上?

起きたら薄日が射してまあまあの天気。7時過ぎ、バイキングの朝食をしっかり食べ、部屋に戻って仕度をし、8時過ぎホテルを出発する。連泊なので、今日はショルダーバッグひとつを持ってのお出かけだ。
ホテルから近い都市高速から九州高速へと入るが、どうもナビが慣れてくれず変なところで高速を降ろされてしまった。結局予定の倍の2時間近くかかって吉野ケ里歴史公園に到着する。修学旅行中の小学生数組と入場が一緒で賑やかなことこの上ない。
しかし、この公園の広いこと、昔カミさんと行った青森の三内丸山遺跡とどっちが広いんだろう。また来る機会があったら、絶対弁当を持参せねばなるまい。

吉野ケ里から30分ほどで、第二の目的地「柳川」に到着。早速、70分、1600円の川下りを楽しむ。この川下り、あとで知ったが、大・小・もぐり、様々な会社がやっているそうだ。しかし、水上はそれほど渋滞がないからバランスはとれているのだろう。

船頭さんの説明や唄に耳を傾けながら、ゆったりまったり楽しむ。70分はチト永いかなと思っていたが、あっという間に終わってしまった。コースは全部で13の橋があるが、低いところはかなりの前屈が必要で、もうちょっと腹が出ると乗れなくなるかもしれない。
岸辺には様々な景色がある。草花はもとより、希望すれば飲物、ツマミが買える売店もあるし、サギも飛んでくる。柳川といえば「北原白州」で、句碑や詩から発想したモニュメントがある。今は使われてないようだが「四ツ手網」もあった。
空も雲が厚くなり舟から下りた頃にポツポツ降ってきた。これは急がねばと昼飯抜きで次の目的地「蕨野の棚田」に向かうが、筑後川を渡って佐賀県に入ると雨粒が大きくなってきた。こりゃあヤバいとホテルに戻ることに決定。帰りはナビを信用せず高速に入って二時間もかからずに帰ってきた。雨も大した降りにならず助かった。
夜はMさんと天神、中洲で飲む。Mさんはサケマス時代に一緒に仕事をしていた。地元に戻り漁業者組合の役員から今は顧問に就いており私より三歳上だ。今年6月の改選で辞めるとのことで、これからは好きなゴルフを存分に楽しむと言ってられた。

今、12日の朝7時。台風6号が接近中で雨、風が強い。雨は夕方まで残りそうなので、ここに連泊し引き篭もることに決めた。これで「ハレ男」は返上である。