傷心の帰宅

今日はピアノ発表会。
気分が高ぶり、5時には目が覚めてしまった。この時間からピアノを弾くわけにはいかないので、新聞見ながらひたすら時間が過ぎるのを待った。
8時から弱音にして練習開始。さらっとやるつもりが、あすこも気になり、こちらも気になり、結局みっちり1時間は練習してしまった。
用意のユニクロファッションに身をつつみ、下したてのマドラスを履いて、いざホテルオークラ新潟へ。

会場でプログラムを渡される。バイオリン、ギター、ハープも加わって、去年よりはるかに多い演奏者とその他大勢。これでもう圧倒されてしまった。
あっという間に出番が来た。
出だしは好調、と思ったのも束の間。最初の和音でバタ狂ってしまう。後半は何とか持ち直したが、ジョギングで行くつもりがボルトも真っ青の100m全力疾走にテンポアップ。頭が真っ白なままに終わってしまった。
先生にお願いしていたビデオには見るも無残な姿が映っていて、ここに載せられるシロモノではなく永久にお蔵入りにすることにした。

実は昨日から不吉な予感があった。アルビが降格圏を争うセレッソに負けた、今朝のネットでは同じデニムのジャケットを着るスギちゃんが大ケガをした、とのニュースが出てる。

すべての演奏が終わったのは一時半を回っていて腹はペコペコだ。もうこうなったらヤケ食いしかないと、昼飯のバイキングは御代わりすること数度。昨年食べ損ねたカレーもしっかり戴いた。

三時過ぎ、傷心の帰宅。インタビューを受ければ、五輪柔道の穴井選手と同じで「うまく弾けなくてスミマセン」と涙、ナミダであろう。
しばらくはピアノのことを忘れたい。幸いにも今週末くらいから大陸の高気圧が張り出して涼しくなりそうだから、ツーリングに精を出そう。

でも生まれてくる孫に聴かせるためにも、ホトボリが冷めたらまたピアノ頑張ってみっかな。