2024春 西国行脚(5日目)

花曇り

雨の心配はなさそうだが、今日は花曇りの一日。倉敷に住むI君に連絡とろうとしたが通じず、ここでのランチをあきらめて7時45分、道駅「みやま公園」を出発する。

早島~尾道間は高速を利用し、10時ちょうど三原城址に到着。小早川隆景の城だが、ナント天守台を削ってJR三原駅となっていて、山陽新幹線が通ってるんだ。石垣も堀もほんの少し、少々興ざめの城廻だった。

30分ほど走り、「たけはら町並み保存地区」に寄る。通り、露地も石畳で整備され、瓦屋根は新しく建物もペンキ塗り立てのようで、「昔の町並み」というよりは「映画のセットのような町並み」だった。中心部にある西芳寺御朱印を戴いて、近くの道駅へ。

4日連続の車中泊で、その間もかなり移動しているので疲れが大分溜まっている。今晩の宿を検討し、今日は岩国のホテルに泊まることで予約する。広島の手前を走っているときに「ラーメン」の看板を見つけ入店。「尾道」を期待してたが「博多屋」ではないか。でも極細ストレート麺の長浜ラーメン(830円)におにぎり1ヶ(150円)を食べハラは満たされた。

広島市街地の渋滞を避けるため、志和~五日市間は高速に乘り、15時前に錦帯橋に到着。もう夕方近いのに何でこんなに人がいるんだ? 理由は「桜」、いま四~五分咲きで見頃を迎えており、屋台もたくさん出ていて賑わっている。ロープウェーで山上の城に上がるのはあきらめ、何とか錦帯橋までたどり着き、桜とのツーショットを撮影。そばに「和船の観光船が出ますよ~」の声に誘われ、20分五百円で乗船。トモで恰幅の良いオバちゃんが櫓をこぎ、オモテでガリガリのオジサンが竿を立てていて、船着場を離れたと思ったらすぐUターン。せめて錦帯橋の下くらい潜れよな、、、

16時、ホテルにチェックイン。部屋に入ってテレビを見てると、ナント今晩から雨となり明日は山口県下警報級の雷雨となるかもしれないという。楽しむべきドライブで豪雨の中を走るのは愚の骨頂、迷わず連泊の手続きをとる。明日はゆっくりオータニさんの初ホームランを期待しながらテレビ桟敷で応援しよう。

ガンバレ オータニ、ショーヘイ チャチャチャ、、、

 

2024春 西国行脚(4日目)

20℃越え

昨日は暗くなってから雨がポツポツあたってきたが、大した不利には成らなかった。今朝はスッキリと青空が広がり、気温も20℃を越えるらしい。

7時45分、道の駅「みき」を出発。朝のラッシュに飲み込まれながらバイパスで姫路城大手門近くの市営駐車場を目指し、9時ちょうど到着。まだ早いせいかマイカー・大型バスとも少なく、余裕で駐車できた。

今日の狙いは「好古園」。市制100周年を記念し、姫路城西御屋敷跡に平成4年に開園した庭園である。枝垂れ桜が満開のところが御屋敷の庭で、池泉式、流れのある庭など趣のある庭が13ほどある。「姫路城を借景に、、」と謳ってるが、城はちっとも見えずガッカリ。入園料310円、一時間ほど散策して引き揚げた。

>城の全景を納めるべく堀に沿って歩き出すと、櫓をこぐ観光和船の発着場があった。時間は30分、乗船料1,500円はチト高いがまぁ、いっか。運よく右舷ヘッドの特等席に座ることができたが、右回りで100mほど行ってすぐUターン。左回りで出発地から100mほどのところにある大手門の橋をくぐり、7~80mほど行った天守閣が見えたところで戻ってきた。堀にはシラサギはおらず、巣作りして群れている真っ黒な「カワウ」ばかりだった。

チャートから道の駅「宿場町ひらふく」を目指したが、えらく遠い判明。途中の道駅「しんぐう」でランチし、今度は高速を利用して岡山市北区の「備中高松城址」へ向ける。

14時ちょうど、高松城址公園に到着。ほとんど高低の無いところが本丸、三の丸跡ということだ。資料館があるのだが月曜日で休み、どこに土塁を築いて水攻めにしたのかイマイチ判然とせず、消化不良で終わってしまった。

15時ちょっと過ぎ、今夜の泊地「道の駅みやま公園」に到着。今日は暑かったなあ。前回天守閣に上れなかった岡山城は今回カット、明日は出来たら倉敷の友人と会い広島に向けるつもりだ。

2024春 西国行脚(3日目)

行楽シーズン到来

滋賀は今日も穏やかに晴れ、絶好の行楽日和である。

今朝はちょっと早く7時半に道の駅「あいの土山」を出発。混雑を避けるため高速を利用し石清水八幡宮へ向かう。8時半には着いたのだが、今日は麓の桜まつりとかで頼みの市営駐車場が閉鎖されていてケーブル駅近くのコインパーキング(20分220円、タカッ)に停める。

ケーブルカーで3分ほど、山頂駅から歩いて5~6分で本宮に到着。桜は満開の一歩手前かな。

参拝のあと本殿をグルっと一周、一番見たかったのは信長が奉納したという「黄金の雨樋」は全然見えない。

<御祈祷(玉串料5千円也)を受けないと本殿内には入れないし入っても撮影は一切禁止というので諦め、二種類の御朱印を戴いて下山する。麓に戻ると、もう観光客でいっぱい。今日は日曜日、手天気は良いし観光地はどこも賑わうことだろう。

ここから80㎞ほどの兵庫県三木市に向かう。今10時半過ぎ、一般道でも13時前には着くことから走り出すがちょっと走るともう渋滞が始まった。ドンマイ、ドンマイと悠長に構えていたら10分単位で到着が遅くなっていく。40分ほど我慢したが、下道を諦めて高速利用に切り替える。高速はスキスキ、すいすい、新名神名神を走って12時過ぎには三木市に到着した。

三木市金物資料館を見学する。打ち刃物で昔から栄えてたようだが、本格的に発展したのは明治以降とのことだ。展示されているのはすべて寄贈された品で、製造過程から製品まで所狭しと並んでいた。

すぐ隣の「三木城跡」を見る。三木城主の別所長治は当初織田方であったが毛利方に寝返ったため、毛利攻めの秀吉に2年に渡り包囲水攻めにあい、いわゆる「三木の干殺し」で敗れ滅び去った。本丸跡に立つと、飢餓に苦しむ地獄絵が脳裏に浮かぶようだ。

車で10分ほど走り、天然温泉「湯庵」に寄る。千メートル以上の地下から湧き出た温泉とかで、露天は鉄分タップリの茶色の源泉、内湯はヌル目の無色透明な湯とやや熱い白濁湯の二種類があった。人気の湯らしく結構混んでいたが、1時間近くマッタリと浸かる。

スーパーで買い物し15時過ぎに道の駅「みき」に到着。今日クチにしたのはGさんからオツマミに頂いた「味付け玉こんにゃく」一袋、駐車場に車を停め買ってきた弁当(30%引き)と缶ビールをやっつける。

今晩はこのままここで泊、明日は姫路城、岡山城に寄る予定だ。

2024春 西国行脚(2日目)

今日は滋賀まで

昨夜22時過ぎ、暴走族モドキのライダー連中がやってきて5分ほどエンジンをカラフカシして騒ぎ、安眠妨害も甚だしい。でもそれ一回きりだったから、まぁ、イッカ。

8時半過ぎに道駅を出発し、10時ちょうど浜松のGさん宅に到着。今回は、先日Y君が第一志望の公立高校に、Y美ちゃんが福祉関係の資格試験に、それぞれ合格したのでお祝いがてら寄ってみた。暮れに送った弥彦神社の合格祈願のお守りの御利益が少しはあったかな。30分ほど雑談して辞し、弁天大橋を越えて湖西方面に出る。

時刻は11時過ぎ、ちょうど道沿いにドライブインらしき食堂があったので入店。メニューから「釜揚げシラス丼」950円、アジフライ500円を食べる。丼は量もあってまあまあだったが、アジフライは栄養失調の極ヤセ難民タイプのシロモノでコロモを食べてる感じだった。

あとはブラブラ国道をひたすら西進する。名古屋近辺で渋滞にはまったら高速利用も考えたが、バイパスの道が多く比較的スムーズに流れてたのでそのまま走る。途中ガソリン補給したりコンビニに寄ったり休憩し、15時半、道の駅「あいの土山」に到着。今日は静岡を発ち、愛知~岐阜~三重~滋賀と走ったんだ。

明日は京都を経て兵庫に入る予定である。

2024春 西国行脚(初日)

春の大時化

横浜は朝から雨・風とも強く大荒れ。予報を見て午前中の出発はあきらめ、天気の回復を待つ。

正午ちょうど、塾が休みのSちゃん、春休み満喫中のMちゃんと一緒に窓の外を気にしながら冷たい蕎麦でランチ。すると12時半過ぎ、雨も止んで風もやや治まってきたではないか。姫たちからの「今晩も泊まって~」から「また来てね~」コールに後ろ髪を引かれながら、横浜を出発する。近くの馬場ICから高速に乘り、途中事故と工事渋滞にじゃまされながらも東名を下っていく。

15時過ぎ、富士川SAで休憩。天気も回復して雲間から富士山の雄姿を臨むことができた。今夜は当初予定通りに御前崎の温泉に入り近くの道の駅で泊するコースを進むが、まだまだ南風が強く掛川ICを下りてから急遽変更し道の駅「掛川」で泊することに。17時ちょうど、道の駅に到着する。

山間で風も弱い。ここで止まるのは三度めかな? 新潟を出るときに荷物は積んだが車内の整理はシッチャカメッチャカ、明日朝にかけて片付けよう。明日は浜松のGさんチに寄り、愛知を横切って三重に入りたいと思っている、、、

 

人手不足

横浜は朝からドンヨリ曇り空。天気は下り坂で夜から本格的な雨になるらしい。昨日同様姫君たちは9時過ぎにやっと起きだしてきて、宿題の無い春休みを満喫している。

11時過ぎ、ランチのために菊名駅前にあるいつもの洋食屋さんへ。シャッターは開いていたが入り口前の椅子の上になにやらボードがあり、「都合により本夕5時からオープン」とのこと。ガッカリしていると、店内からご主人が飛んできて「ワタシ一人で人手がなく、やむなく昼は休みますが夜は開けますので、、、店前で立ち止まるお客様を見かけるたびにこうして謝っています」と恐縮している様子。ここはいかにも「街の洋食屋さん」といったアットホームなレストランで毎回楽しみにしていたが、しょうがない、次回まで待ちましょう。

二日連続のカレー屋さんも芸がなく、姫たちと相談して近くの「餃子の王将」で食べることに。Sちゃんはネギラーメンに餃子、Mちゃんは中華そば、ワタシはモヤシラーメン・餃子・半炒飯のセットを食べる。食べ終わってまだSちゃんの塾には早く、駅中にあるパン屋さんの喫茶コーナーに寄り、コミハで時間をつぶして戻ってきた。

明日は10時頃横浜を発ち、東名を下るつもりである。二人の姫とは今回最後の一夜、オジコ物語をタップリ聞かせてあげようネ、、、

なかよし姉妹

昨日とは打って変わって朝から快晴、気持ちの良い天気である。

横浜では一部屋にSちゃん、Mちゃんと川の字で寝ている。昨夜は寝るとき、Mちゃんにちょっと怒ったら「いつもオジコとお姉ちゃんはグルになってワタシをいじめる」と、階下のパパに直訴に行った。戻ってきてもグズり、眠りに就くまで「お姉ちゃんは、、、お姉ちゃんは、、、」とブツブツ言ってたが、朝になれば御覧の通り一つ布団で額を付け合せるように寝ていて可愛いものである。

お昼は三人で菊名駅近くのカレー屋さんでランチ。ここはネパール人が営んでいて二人が小さい時からなじみの店、ランチメニューも豊富でナンのお代わりができるなどボリューミー。本格的料理ながら値段も手頃で娘に言わせれば「穴場的名店」である。ワタシはシーフード、二人はいつも「お子様セット」だったがSちゃんは「チキンバターカレーセット」を注文して成長の早さを感じさせる。

ゆっくりお付き合いするのもあと一日、明日は町の洋食屋さんでランチしようゼ、、、