寝て学ぶ「カタカナ言葉」

午前中ときどきパラパラ降ったが、昼近くから陽射しも出て蒸し暑くなった。15時頃急にグラグラ揺れたので、TVを点けたら能登で震度6の地震発生と報じている。ここは瞬間の揺れだったが、夕方のニュースで珠洲市では石の鳥居が倒れたという。気を付けなくっちゃ、、、

私は、毎晩落語を子守歌代わりに聴きながら寝ている。お気に入りの落語家は、関東では小朝に喬太郎、関西では文枝、福笑に文珍だ。本題に入る前のマクラで「最近は何でもカタカナになっている」という話しがオモシロイ。

職業安定所が「ハローワーク」、漂流難民が「ボートピープル」となったのは今や常識だが、庭師はガーディナー、植木屋のオッチャンはグリーン・コーディネーター、古着屋がレトロ・ファッション・アドバイザー、床屋のオッチャンはカッティング・マスターと呼ばれ、ムカシの「大飯喰らい」が「フードファイター」として社会的地位を確保したらしい。葬儀場がメモリアル・ホール、葬儀屋はメモリアル・ディレクターとなり、いずれ「火葬場」は「ファイアー・センター」になるのではと予想している。

カタカナ言葉は変化するらしく、ガキの頃使ってたジャンパーはブルゾン、チョッキはべスト、ズボンがパンツに変わり、下着のパンツはトランクスかブリーフとなった。驚いたのは、昔ダサいオヤジの代名詞だった「すててこ」が、カタカナの「ステテコ」となってユニクロでりっぱな商品としてならんでいるではないか。

世の中に希望することが一つ。トシヨリがマスコミに出た場合必ず末尾に付くのが「無職」という言葉。冗談じゃない、自分は一生懸命働いて税金もタップリ?払って資格を得、今やリッパな「年金生活者」を自負している。この「年金生活者」に何か響きの良い、胸を張って言える「カタカナ言葉」はないものだろうか、、、