雨上がりの朝。天気は段々よくなりお昼からは安定した陽射しが降りそそぐが、気温は低めでヒンヤリしている。
愛猫ラガーが亡くなって、今日で丸10年である。2010年4月横浜から新潟へ越してきて一年と七か月、寄る年波には勝てず翌年の夏あたりから急に食欲が衰え、そして秋に静かに逝ってしまった。
彼の外見的特徴はチョビ髭のような鼻の下の黒毛と、尻尾の先が90度曲がっていたこと。13日の朝日新聞の土曜版に「曲がった尻尾、歴史の証人」との記事が載っていた。何でも長崎には尻尾の曲がった猫の割合が非常に高く、全国平均の倍の80％に達しているとのこと。一般的に欧州からインド、アメリカ大陸、中国でも尾曲がり猫は少なく、一方インドネシア、タイではその比率が断然高いという。つまり東南アジア生まれの尾曲り猫が、貿易船に乗って長崎の唐人屋敷や出島に上陸し全国に広がったと考えられるという。
ラガーのは生まれたての頃何かで折れたのが原因と言われていたが、ひょっとしたら南蛮渡来の由緒あるご先祖様をルーツに持った猫だったかもしれない。そんなことを考えながら、愛猫のことを思い出していた、、、
