春はセンバツから

一昨日あたりから段々寒くなってきて、今日は晴れているにも関わらず冷たい風が吹いていた。
この週末もほとんど部屋に引きこもり、テレビ桟敷に陣取りながらお遍路ツーリングの検討に時間をつぶす。それにしても最近の旅番組のつまらないこと、この上ない。打ち合わせナシを強調したいんだろうが「撮影は良いか?」「泊まれるか」「この先道はあるか」etc.のオンパレード。オススメ料理を聞いておきながら「それは美味しいか?」、箸の使い方はなってないし、食べ方は汚らしいし、食後の感想は「やわらかい、ジューシー、とろける」の一点張り。ナレーションだけで名所旧跡、名物、穴場的な場所や食べ物を紹介してくれたら、それで十分だ。
春のセンバツ高校野球が始まった。地元新潟は出ていないし、超高校級の選手も知らないのであまり興味はなかったが、昨日の開会式の選手宣誓には感心した。近年は、妙に長ったらしくなって、やたら「感謝」を強調するものが多い。21世紀枠小豆島高校の樋川君、統廃合となって学校が変わることを「当たり前の風景は消え、新しい道を進む」と、感謝の気持ちも簡潔明瞭に表現していた。彼はきっと現代国語の成績は「優」に違いないと思った。
今日、その小豆島高校が同じ21世紀枠釜石高校と戦った。1対2で惜しくも小豆島は敗れたが、両チームともキビキビして動きで何の駆け引きもなく、実にさわやかな試合だった。釜石高校のピッチャーのお母さんは、津波でまだ行方不明であることを夜のニュースで知った。このことも感動モノである。
どこのチームが勝ってもよいから早く決勝戦が見たい。だって、センバツ高校野球が終われば、本格的な春がくるんだモン、、、