午前中は結構明るくて降らないのかなと思っていたら、3時過ぎから雲も厚くなり、気温も下がってとうとう降り出してきた。
三時から二か月ごとの定期健診。いつものように採血と採尿をし、結果を待ってT先生との面談が始まった。検査結果は可もなし不可もなし、いつもの薬を60日分出して終了する。
今日はついでだからインフルエンザの予防ワクチンを接種することにしたが、その前に問診票の記入がある。ちょいちょいと記入していったら「持病」のい欄があり、ハタと筆が止まってしまった。定期的に病院には来ているが、数値が若干高いだけのこと。これが病気なら、世の中病人だらけになってしまうだろう。
昔、ムカシ、個人情報なんて言葉がなかった頃、会社の定期健診結果を配っていた女の子が、「Hさん、病気なんですか？」と笑いながら私のところにやってきた。何で笑ってんだと結果を見てみると「病名：肥満」と書いてあった。
そんなことを思い出し、来診のたびに痩せろ、ヤセろと言われているので「オレの病名は肥満？、それともメタボか？」と先生に聞いたら、即座に「高尿酸血症だ」と返事が来た。
そうか、自分の病名を初めて知った瞬間だった。でもT君はきっと「肥満」と言いたかったんじゃないかな、そんな気がした。
