春のミニ東北ツーリング(最終日) かろうじて、、

昨日同様、6時起床で6時半からバイキング朝飯。右上にある「芋煮」がいかにも山形らしいメニューである。このホテルを選んだ理由が「霞城公園」に近いこと。朝食後、一時間ほど散歩してきた。

園内はスポーツセンター、野球場、テニスコート等があってかなり広く、本丸御門や石垣の組み直しなど整備が進んでおり、きれいで歩いていても気持ち良い。直江兼続と戦った最上義光像もピッカピカの感じだ。
八時半、ホテル出発。県道18号線で朝日町に向かうが山間部に入って行くと「大蕨の棚田」が現れた。
40分ほどで朝日町に到着。役場に駐輪し早速「伊豆の権現桜」を観に行くが、ものの見事に葉桜となっていたのにはガッカリ。この先の「置賜さくら回廊」が心配になってきた。
最初に寄ったのが白鷹町十王の「称名寺阿弥陀堂の桜」。大分散ってはいたが何とか間に合った感じ。遠望する残雪の飯豊連峰が印象的だった。
3kmほど離れた荒砥の「八乙女の種蒔桜」。非常にわかりにくいところにあったが、ここも何とか花が保っていてくれてホッとした。ナンカ威厳を感じさせる桜だった。
山口の「十二の桜」。ここから先は二年前に葉桜状態で来たところで二回目の訪問だ。道も忘れてしまい付近の人に聞いたりしてやっと辿り着いたが、観光客で賑わっていた。
続いて高玉薬師堂の「薬師桜」。折角の桜だが、民家に囲まれてヒッソリとした感じがして可哀想な気がする桜だ。

薬師桜から歩いていける「越の釜桜」。見方によっては今が盛りと咲き誇っているようだが、それは後方の若木。継ぎ接ぎだらけの古木の姿がナニカ痛々しく感じられる桜だった。
長井の方に向かってすぐのところにある「白兎のシダレザクラ」。ここもかなりの古木、駐車場がリッパだが桜はちょっと小さめだ。

今回最終の「草岡の大明神桜」。遠目でしか見れないのでその大きさが実感できないが、幹周りは10m以上あり全国で二番目に大きい桜ということだ。朝日町の葉桜で心配したが置賜の桜はかろうじて残っていてくれた。これで今年の桜は見納めかな。
飯豊町まで行き、農家レストラン「エルベ」で昼飯を食べる。今日のお薦めは「タケノコとふきのとう味噌のクリームスパゲティ(ドリンクバー付き)980円」、それにサラダバー360円をつける。ちょっと苦味のあるふきのとう味噌がアクセントとなって旨かった。
食後、今回のツーリングの〆めとして楽しみにしていた飯豊町の散居村風景をみるために「ドンデン平ゆり園」に寄る。

狭いところに倒木があったりしてちょっと怖い道だったが、何とか上がりきりこの景色をみることができた。富山の南砺市の方が規模は広い気がするがここもなかなかのものである。
飯豊町からRt.113、Rt.7と走り、三時過ぎに我が家へ安着。最高の天気に恵まれ三日間で900kmほど走り切ることができて満足、マンゾク。連休明けのロングツーリングに備え明日からしばらくは大人しくしていようと思っているが、天候次第でまた走っちゃうカモ、である。