紅葉狩りツーリング 2014 (二日目) 

今朝は雲ひとつ無い快晴、冷え込みはあったが昨日の磐梯山越えから比べればずっとマシだ。
7時から朝飯、和食もあったが今朝は洋風にする。想像してたメニューよりかなり良い。シツコイようだが、これで二食付き5900円はお得と言えそうだ。
食後は部屋で今日のコースを確認しつつゆっくりくつろぎ、8時半、ホテルを出発する。15分ほど走って最初の目的地「山寺立石寺」に到着した。
シャツ2枚と身軽にし、麓の茶店にバイクを預けて登り始めるが、最初からこの急坂。根本中堂でお参りし、芭蕉の像やら日枝神社の御神木をながめ、山門で300円払う頃にはもう汗をかいている。
一番狭い「四寸道」を過ぎ、ようやく3分の1を登った頃には、10段上がってはいっぷく、5段上がって一休み。カッコ悪いから如何にも写真に興味を持っているフウを装うが、デジカメ片手ではそうは見えなかったろうなあ。山寺を征すればエベレスト登山も可能かもしれない。
青息吐息でようやく定番の「五大堂」「開山堂」に着いた。
逆光でまぶしかったが、ここからの景色はまさしく絶景。登ってきた苦労が少し報われた気がした。
トドメの「奥の院」に到着。思わず心のなかでバンザイを叫ぶ。どっかのメダリストではないが「ここまできた自分を褒めてやりたい」気分だ。
下っていくと次々と観光客が上がってくる。どう見ても8割方は私より年配の方だが、みんな元気、ゲンキ。年金パワー、恐るべしである。往復1時間半、ようやく麓に戻ってきたが、シャツは雫がたれるくらいで足はガタガタ。茶店でバニラソフトクリームにむしゃぶりついて、ようやく人心地がついた。
ここからは帰りコース、24号線から287号線に抜けて道の駅「おおえ」を通過し、「新そば」のノボリに誘われて「そば屋亀次郎」へ。「板そば」1100円を頼んだが、これがアタリ。量的に1.7人前ある新ソバはコシが強くかなり噛みごたえ、小盛りの天麩羅にはリンゴを揚げたものもあり旨い。あとで知ったが、ここはかなりの名店らしく店の雰囲気も接客も良かった。
113号線に出る前に「飯豊村役場」に寄る。飯豊は富山同様「散居村」が有名で展望所を教えてもらうが、駐車場から少し歩かなければならないらしく、今は熊も出るらしい。残念ながら今日のところは諦め、パンフレットだけもらってきた。
113号線沿いは紅葉が真っ盛り、小国付近や県境の赤芝峡はまさしく錦繍の景色だった。
新潟に入り、最後の目的地である荒川峡の鷹の巣へ。山形からみると標高が低いせいか山々の色の付き具合はイマイチだが、定番の吊り橋付近はまあまあの景色になっていた。
3時半、新潟安着。部屋に入り着替えていたら、太腿がツリそうになった。日頃のジム通いは一体何なんだ?
二日間、およそ500km走った紅葉狩りツーリング。昨日の磐梯山越えの6℃から一転、今日は20℃を越す気温だったが、それなりに楽しい走りだった。県内はまだまだ紅葉狩りが楽しめる。来週戻ったら天候を見て、また、走ろうっと。