北海道ツーリング(五日目) かろうじてセーフ

目が覚めると雨は降ってないがガスで視界が悪い。出発遅らせるかなと思っていたら、まもなく薄くなってきた。
7時から朝飯。昨日のポークチャップ以降、口にしたのは大田漢方胃腸薬分包のみ。今日から食事をセーブしようと思っていたが、このオカズを見てしっかりご飯をお替りしてしまった。
七色のスポットライトはなかったものの、豪華なホールで一夜を過ごした愛車に再びバッグを括りつけ、8時半、ホテルを出発する。

243号線〜8号線〜364号線と走り、野付湾の尾岱沼に出る。ちょっと勘違いして展望台に行けず、同じ目線で見る沼の景色は全然冴えず写真は割愛する。ここから知床方面を眺めると山の稜線は雲に覆われて全然見えない。雨の予報は夕方から。ダメ元で初志貫徹で知床峠を目指して走る。
羅臼の街中に入る手前にある「羅臼国後展望台」に昇ってみる。島は見えなかったが、羅臼の町並みを一望することができた。体も大分冷えてきたので道の駅「らうす」に寄り、ホットコーヒーで暖を取る。

11時過ぎに知床峠到着。昨年はガスで一寸先は真っ白、それから見れば今年はまだマシ。羅臼岳テッペンのガスが晴れるまで待つこと十数分、ついに二年越しの願いが実り、羅臼岳の全容を見ることが出来た。
ここから一気に能取岬を目指すが、先ずは途中の道の駅「しゃり」で「カツミートスパゲティ」1069円の昼飯。昨日あれだけブタを食べたのに、ついまたポークに手が出てしまう。養豚業者から感謝状が来るかもしれない。
方向は逆だったが斜里から網走の道は、昨年は雨中を必死に走っていたので周りの風景は全然記憶に無い。南に見える斜里岳、小清水の原生花園付近の真っ直ぐな244号線は走っていて快適だった。
2時頃能取岬に到着。大学4年夏の乗船実習で来て以来の訪問だが、黒白の灯台だけはよく覚えている。
この頃からポツポツと雨が降ってきた。夕方以降の予報だったが少し早くなったようだ。本降りになる前に宿へ向かうことに。
雨は段々強くなってきたが、かろうじて本降りになる前に「サンゴ草の能取の荘 かがり屋」に到着した。バイクは屋根のある駐輪場に入れてもらう。全室能取湖ビューで名のとおり「さんご草」がきれいだ。
6時半から食事処で夕食。刺し身はマグロ、ホタテに釧路産マイワシ(近年水揚げ増加中)、ツブのヌタ、毛ガニ1/4ハイ、ホタテのバター蒸し、熱々の天麩羅などまあまあの料理が並んだ。

雨は明日の昼頃まで降る予報だが、悪運強ければ朝には止んでるかもしれない。そのあとはまた晴れの日が続くようだ。
計画では一気に小樽まで戻るつもりでいたが、週末でホテルが取れなかった。そのため、明日5日は美瑛、6日はニセコ、7〜8日は函館に連泊して二年越しの北海道海岸線一周ツーリングを完結させることにした。道内ツーリングも後半戦に入るが、今まで以上に慎重に、安全に、走るつもりだ。