大震災から3年

今日は3月11日、東日本大震災から三年が経った。
新潟に戻って初めての冬、市議選の選挙応援をたまたま休んでいた日の出来事だった。揺れがおさまってから、テレビで震源が東北沖であり太平洋岸の広範囲に津波警報が出ていることを知った。そのうち巨大な波が田畑を、道路を、家々を飲み込んでいくシーンがライブで映しだされるのを、背筋を寒くし、立ったり座ったり、「ア〜、ホラ、ホラ」とわけわからない声を出しながら見ていたことが忘れられない。
出張で何回も訪れた、大船渡、陸前高田気仙沼南三陸町、女川、石巻、いわき、などが壊滅的打撃を受けた。まだ現実として受け入れられず、友人、知人の無事が確認できたあとは行っていない、というより見るのが怖い。
先日、石巻の先輩から電話があったときに不義理を詫びたが、先輩も震災の爪痕をみてもまだ幻の中にいる気分だと言ってられた。
今年の北海道ツーリングの帰りには、函館から下北に渡り太平洋岸を久慈まで南下するが、そこから先は内陸を走るつもりだ。
いつかは現実を受け止め、全部回りたいと思っているがもう少し時間がかかりそうだ。