ミクロネシアの思い出

今日も一日雨が降ったり止んだり。雪の予報も出ていたが、気温が高いのか雨ばっかしで積雪はなくいい塩梅である。

BSプレミアムで、二週続けて鶴田真由による「ミクロネシア」の特集を放映した。
ミクロネシアには何回いったことだろう。マルハ時代、まき網船と缶詰工場による合弁の話があった。結局この話は流れたが、その下打ち合わせで3〜4回現地を訪問した。ミクロには立派なホテルがあったが、中心地から一歩外れたら「南洋のラバさん」的雰囲気が色濃くあり面白かった。
前にも書いたが、センター時代には、調査船で急病人が発生し下船させるためにポンペイに入港しようとしたところ、航路から外れてサンゴ礁に乗り上げ座礁した。グアムからタグボートをチャーターし8日目にやっと引き下ろされたが、その間は観光船がわざわざ近寄ってきたりで、針のムシロ状態の中、大変な思いだった。
食べ物では、マングローブクラブという恐ろしく殻の固いカニが旨かったし、クリーム色にムラサキやらの斑点があるカラフルな大型のロブスター(ゴシキエビ)が安くて食べ応えがあった。日陰で、冷えたココナツに穴をあけて飲んだジュースも美味だった。
マイッタことは、暑さとヤモリ。特にヤモリはホテルのどこでもいて夜中に天井を這いずり回り、時にゲコゲコと鳴くし、たまにベッドに落ちてきたことだ。

でも、透明度抜群の海の美しさだけは、忘れられない思い出である。