ナントカ、カントカ

朝からの雨は終日降り続く。気温も上がらず、部屋にいてシャツ1枚よけいに羽織ってもちょっと寒く、この秋一番寒い気がする。
今日はミニ発表会本番。
当日はあまり弾かない方が良いと先生には言われているがそうはいかず、いつものように8時半からピアノに向かって「レラミラ、レラミラ」の出だしの練習をする。
10時を過ぎてハタと「今日は何を着ていこうか」と気になりだした。Tシャツの上にカラーシャツ1枚着ていくつもりだったが今日はチト涼しすぎるし、といってコートはまだ早い。スギちゃんジャケットも色が合わない。あれこれシャツを引っ張りだし、鏡を見てまた取り替えたり、結局は薄手のセーターを着ていくことにした。
10時45分、マンションを出る。途中、去年の発表会で一緒だったAさん(同年齢くらいのオバチャマ)と一緒になり、会場に一番乗りで到着。
誰もいないのでピアノの試し弾き。Aさんは弾きやすいというが、ワタシャ違いが分からない。
そのうち生徒も集まってきて、定時の11時に開幕。先生の簡単な挨拶の後、ご指名を受けてピアノの前へ(先生にデジカメ渡すヒマなく今日の撮影は無し)。この時点で心臓はドキドキ、鼓動は新幹線を通り越してリニアモーターカー並みのスピードとなる。
出だしの左手「レラミラ、レラミラ」、さっきまで練習してたのにちょっとテンポが速い。いつもが鈍行なら急行くらいの速さだ。これ以上速くなったら右手がおっつかなくなる。何とかブレーキをかけつつ中盤過ぎまでくると今度は左手が震えてきた。耐えろ、耐えるんだ、あと20秒、10秒、9,8、、、。フ〜ッ、ようやく終わった。
二番手は大学生くらいのお嬢ちゃま、かなり上手い。一緒に来たAさんは5番め、子供の頃習っていて最近また始めたとかでヤッパシかなりの腕前だ。アンカーはOLらしきお姉ちゃんで「戦場のメリークリスマス」をたっぷりと聴かせてくれた。
ヤッパ私とはラベルがかなり違うなあ、ミンナ、上手だ。この差は来年までなんかには到底埋まらない。来年の発表会に、またまた自信を無くした今日のミニだった。