鮎、炎上

朝からきれいに晴れ、しかも予報では最高気温28℃と出ている。「ジム」の二文字も頭に浮かんだが、久しぶりの天気をムダにすることはない。「あまちゃん」「こころ旅」をしっかり見て、8時に家を出た。

バイクを出し、満タンにして8時半過ぎにツーリング出発。
8号線を下り、三条から内陸に入って大好きな290号線を走る。いつもながらこの道は空いていて走りやすい。
道駅「とちお290」で最初の休憩。ここで新情報が。
栃尾で、山形のB級グルメである「冷やしラーメン」の食べ歩きができるという。今夏、山形まで食べに行こうかと思っていただけに、これは朗報である。その後も290号線〜252号線〜17号線と走り、11時半に今日の目的地「浦佐」に到着。



ねらいは「やな場」。堀之内は二回ほど行ったが、浦佐は初めて。店内に入る前に簗場を見学、運よくちっちゃな鮎が一匹揚がってきた。
簗場の脇には池があり、鮎に混じって鯉やニジマスなども泳いでいる。
屋根に水を流し涼しげな川縁の座敷に上がって「鮎定食」を注文。30分過ぎてオカミがやってきた。
「鮎が燃えて真っ黒になってしまった。これからやり直すけど時間は大丈夫ですか?」と問う。いくらジキモノでアブラがある(?)とはいえ、暑さで自然発火するほどはないだろうと思いつつ、「時間は大丈夫。但し、焼き過ぎに呉々も注意」と回答する。
さらに待つこと30分。今度はアユも炎上を免れたらしく、2匹とも良い焼き色に仕上がっている。ほかに鮎の甘露煮、鮎ではない魚のアラの味噌汁、山菜の胡麻和え、刺身は残念ながらイワナニジマスで養殖特有のアブラが強い。
食べるまで1時間も待たされたのでちっとはサービスしてくれるかなと淡い期待をしたが、勘定はしっかり定価の2500円を払わされた。

復路は17号線をしばらく北上し見附から高速に乗って3時頃帰着。信号なんかに引っかかると暑く感じたが、走っている分にはちょうどよい天候で助かった。
明日からはまた雨の予報だ。上京から戻る来週半ばは、もう梅雨明けになるだろうか。