正統「カツ丼」

朝から曇り空で,午前中は薄日も射したが夕方からは雨になった。

ジムの帰りに,買い物のため街中に出た。終わればすぐ帰って家で昼飯のつもりだったが,「とんかつ太郎」の前を通ったのがいけなかったか,つい誘惑に負けて店内に入ってしまった。

メニューをみるまでもなく,注文は「カツ丼」。ここは,今や全国区になった「新潟タレカツ丼」発祥の店である。


絶妙なソースにくぐらせた大きなカツが5枚。値段は少し上がって970円になったが,この味にはかえられない。一ランク上の「ヒレかつ丼」,メシの中にもカツが入っているボリュームたっぷりな「特製カツ丼」も人気だ。今週「とんかつかねこ」で三段カツ丼を食べたばかりだが,やはり太郎は一味も二味も違う。

一昨年新潟に戻ってきたとき,この店が健在で,かつ「タレカツ丼」のメッカとして行列ができる有名店になっていることが妙にうれしかった。
昭和37年春,長姉が高校卒業して就職,次姉が中学卒業で高校入学,私が小学校卒業で中学入学,と重なり,祖母を招いて家で食事会をやった。その時,出前でとったのが「とんかつ太郎」のトンカツだった。出前はラーメンくらいしか知らなかったので,感激して食べた思い出がある。

明日は1月以来となる上京の予定だが,寒さもぶり返すようでちょっと天気が心配だな。