愉快なオッサン

今日は朝から雨。予報によれば,雪も峠を越したようである。

こんな中,マンションの駐車場で除雪作業があった。今回は各戸に事前通知があったので,敷地内の車も少なく作業もスムーズで夕方にはすっかりきれいになった。

ジムに小柄で小太りなオッサンが通ってくる。年齢は私と同じくらいだろうか。毎回,パンパンで大きなリュックを背中にしょい,片手に風呂道具の入った大き目のプラケース,一方には運動中の飲み物が入ったバッグを提げてやってくる。話し声は,大きく生粋の新潟弁だ。

ランニングマシンを使うときがおもしろい。いつも両手でバーをしっかりつかみ,段々スピードに負けて後ろに下がってくると,腕を突っ張って振り子のように体を前にヒョイッと持っていく。5〜6歩いってはそれを繰り返す。しばらくすると両足を両端において立ち,テレビのチャンネルをガチャガチャ回す。マシンを使ってる半分はチャンネルをいじってるから,いくら歩いてもちっとも汗をかかず涼しい顔をしている。オッサンが隣の時は,笑いをこらえるのに懸命だ。
エアロビをやってるときも,同じ動作を人が3回やるところを悠々と2回で済ませ平然としているからおもしろい。
ときには,運動前にマッサージチェアをフラットにして大いびきで寝ていることもあった。

とにかく,このオッサンが汗かいているのを見たことがない。私の汗を半分わけてやりたいといつも思っている。