「恵方巻き」もどき

今日は節分。節分では豆まきくらいしか覚えはないが,最近は盛んに恵方巻きの言葉が並ぶ。それでは恵方巻きにチャレンジしてみようかと台所を探してみたら,「焼き海苔」「干瓢」「すし酢」が出てきた。
干瓢以外に卵焼き,ビーフもいいなと材料を揃え,炊飯器をセットした。

先ず手こずったのが干瓢である。4時間ほど水にもどしたが柔らかくならない。煮れば柔らかくなるだろうとやってみたがまだ固く,水と醤油など足しながら何とかそれらしい食感になった。
厚焼き卵やビーフは問題なく,酢飯もすし酢の使い方を参考にむせびながらも作ることが出来た。

細巻き用に海苔を半分に。その上に酢飯をのせてみたが均等に広がらない。えい,ままよと干瓢をのせてまいてみたら,干瓢は飯の中ではなくて海苔にへばりついている。2本目も同じようなもの。それでは太巻きでと海苔1枚を使ってみたがうまくいかない。そのうちどうでもよくなり,巻くだけ巻け,とやけ気味になった。

それなりに見えたらオナグサミ。芯の具はイビツもいいとこ。たかが巻きモノと侮ることなかれ,寿司の奥儀は深いことを実感した。
一杯やりながら食べ始めたが,肝心の恵方に向かって願いをすることを忘れていた。何のために作ったのやら。



マンションの駐車場が除雪された。理事長の要請に基づき,管理会社が手配したらしい。
明日は立春。これ以上雪が降らないことを祈るのみである。