冬の遊び「デンカ」

今朝は今冬一番の寒さとかで,路面がテカテカに凍みていた。マンションの駐車場も北側に位置しているため,陽が射した日中でも溶けることなく,滑らないで歩くのも大変だった。

子供の頃「デンカ」という冬の遊びがあった。

雪を踏み固め,長靴を滑らせてテカテカにした上にアラレなどを芯にして少し大きくし,今度は足でガンガン踏み固めながら野球ボールくらいの雪玉(ほぼ氷玉)を作る。その上に乗っても壊れることは絶対にない硬さになる。見てくれも大切で,途中わざわざ雪を除け,土を出して同様に踏み固めるから,真っ白の玉よりも頑丈そうに見える。
この雪玉をぶつけあって,相手の雪玉を割った方が勝ちだ。一回勝つと「1ボウヤ」という称号が与えられ,「俺のは○ボウヤだ」と自慢したものだ。ガキ大将ほどこの雪玉を作るのが上手だったし,強かった記憶がある。ほとんど隣近所の子供間の遊びであったが,時には別の町内から遠征にくるものや,雪玉に自信があれば遠征にも出かけたものだ。

今,市内中央部の道路はほとんどアスファルトで,こんな遊びをしている子供は見かけない。今度雪が降るときにクラス会を開いて,「デンカ大会」でもやってみるかな,とも思う。