2024秋 西国無宿旅(25日目)

暑さに負けた

6時前に起きたときは雨が降っていたのに、いつの間にか止んでいる。

今朝は7時10分に朝食を食べに行ったが、YOUの姿はなく食事場所も空いている。ご飯は茶碗にギューギュー、プレートに得意の全部載せしてガッツリ戴いた。

9時近く、出かける。湿気ムンムンで気温は25℃越え、その蒸し暑さと言ったら、、、バス停まで5分ほど歩いただけで汗をかく。市営バス32番系統で20分ほど、平安神宮近くの「岡島道」で下車し歩いて10分ほどの「金戒光明寺」に到着する。

法然が初めて庵を結んだ謂わば「浄土宗発祥の寺」、幕末には京都守護職に就いた会津藩松平容保が千名の藩兵を率いて上洛し本陣を置いたところだ。門内を歩いて行くと左手に大きな山門があり、その先に御影堂が見えてきたてくる。正直、こんなに大きい寺とは考えていなかった。

御影堂で御朱印を戴いたあと境内でみていると、「大法要」で大勢のお坊さんや和服に着飾ったオバチャマたちが大挙してやってきて「大法要」が営まれた。お導師様が到着されて読経の開始、終わるとご婦人方のご詠歌が始まった。

時刻は10時半、この時間になって青空が一気に広がり暑さがハンパでない。そんな中、「あるもの」を探して境内を歩き回る。スマホgoogle 地図を駆使してもなかなか見つからなかったが、「文殊塔」に上がる石段の脇にようやく探しだすことができた。アフロヘアの石仏で有名な「五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀仏」。阿弥陀仏になる前の菩薩のとき、五劫という長い時間を浄土の世界を思いめぐらしているお姿で、垂れ下がるほどの螺髪が特徴とのこと。

ホテルを出るときはこのあと歩いて平安神宮を参拝し南側にある「京都市京セラ美術館」「京都国立近代美術館」に寄るつもりだったが、この暑さでそんな元気はどこにもない。バス停に戻って近くのコンビニに入り、三ツ矢サイダーを一気飲みし、アイスモナカジャンボを一気に食べて体を冷やす。やっと人心地がついてバス停にまっしぐら、そのままホテルに戻った。

明日は天気が回復するが、最高気温は今日より5℃ほど低くなりそうだ。八坂方面を散策し、そのあとは気温次第で北へ上がるか、南へ下がるか、、、