春のロングツーリング(二十七日目アゲイン) 浮御堂にウットリ

今日も青空が広がった。旅の終わりに好天のプレゼント、これも日ごろの精進のタマモノ、いや御大師様のご加護のお陰である。8時半過ぎ、ホテルを出発。
近江八景の一つ「堅田の浮御堂」へ行く。十世紀末、阿弥陀仏を納め湖上交通の安全等を願って建立されたよし。昭和に入って
再建されたものだが、非常に絵になる建物で、どこからか十二単の美女が現れそうな錯覚を覚える。朝早かったので観光客も少なくゆっくり見ることができた。
湖西の国道161号線を北上する。今日は日曜日。好天ということもあって、徒党を組みあるいは単騎のライダーがなんと多いことか。高島市街を過ぎ、道の駅「マキノ追坂峠」で昼飯。窓際の席に座り、この景色を見ながら「天ぷらうどん」880円を食べる。
敦賀からは国道8号線、204号線、305号線と海沿いの道を走り、13時過ぎに越前町のOさん宅に到着。彼とはマルハの同期入社で4年ぶりで一回りホッソリしている。「たよりがないのは元気な証し」と勝手に思っていたが、聞けば二年前に左ひざの手術、今春は9時間に及ぶ緊急の心臓手術を受け、退院してまだ一か月しか経っていないとのこと。経過は良好で一安心だが、まだ食事制限の真っ最中。そんな中、私のためにビール、刺身やフライ、サザエのつぼ焼きなど用意していただき、恐縮しきりである。でも23時過ぎまで楽しい時間を過ごすことができた。