ネイティブ横綱、誕生

昨日と同じような天候だが、風が少し弱いぶん暖かく感じる。
初場所で優勝した稀勢の里が、第72代横綱に推挙された。オニイチャンである三代目若乃花以来となる19年ぶりのピュア・ネイティブ・ジャパニーズ横綱の誕生である。先場所が優勝に絡まない準優勝だから、これが外国人なら「?}でもう一場所様子見となったのだろうが、待望のネイティブだから得したことは確かだろう。
今日初めて知ったが、彼は全然相撲経験がなくてこの世界に入ったとのこと。どおりで彼の相撲が、体力を生かし前へ圧力をかけて寄るだけの不器用なものであることがわかった。突っ張りもなければ投げもない愚直な相撲は、型にはまれば強いがちょっと外されるとモロさがでる。
もう相撲は変わらないだろうから、これからはより前に圧力をかける出足、小細工に動じない体力、精神力が必要だ。幸い彼にはケガがなく、三十歳にも関わらず体が若いらしいので、これからのノビシロに期待したい。頑張れ、キセノサト〜