新そばツーリング(二日目)

長野は朝から抜けるような青空が広がり、冷え込みもそう厳しくない絶好のツーリング日和となった。
朝シャンして7時からバイキング朝食。カレーもあるが具はなくルーを薄めただけみたいな感じで、一日目は良いが二日続いたら飽きるメニューかな。
昨日よりは薄着をして、8時半にホテルを出発。最初の目的地、須坂の豪農の館「田中本家博物館」へ向かい30分ほどで到着。
展示品はいつもの代々の婚礼衣装や高級そうな陶器のタグイでつまらない。{]ただ庭はうしろの山を背景に取り込み色彩豊かで見事だった。でも家屋敷や庭の規模は新潟の豪農伊藤家の方がはるかにデカい。入館料700円はチト高いかな。
次に小布施の「北斎館」へ行く。知らなかったが、小布施は古い町並みが残っており観光客の多くは散策が目当てのようだ。お蔭で「北斎館」は空いていてじっくり見ることが出来た。この地で晩年を過ごした北斎のものは、版画は少ないが山車の天井画からハガキ大のものまで肉筆画のモノが多く残っていて面白かった。
小布施から北に走り、国道117号線に入って野沢村に向かう。この国道は信濃川沿いにあり、新潟が近づいてくると山々の紅葉が美しい。野沢のお目当てはガイドブックで観た生産組合直営の野沢菜だったが、村に入っても残念ながらの見つけることが出来なかった。
117号線沿いで県境近くにある道駅「さかえ」で昼飯。またも「ざるそば」850円を食べたが、つなぎに山芋などをつかってありツルっとして旨かった。
ここから今ツーリング最後の目的地「秋山郷」へ向かう。天気は良いから紅葉が残っていれば見事な景色を見せてくれるはずだ。
新潟県に入って津南町から左折して県道405号線を走る。しばらく行くと道は細くなりカーブもきつくなるが紅葉は鮮やかになってくる。何とか間に合ったようだ。

慎重に走って「前倉橋」まで来た。ここは県の「橋50選」にも選ばれている美しい橋だ。ここの紅葉は見事、ミゴト、思わず見とれてしまった。観光客もしばし足を止めて夢中でシャッターを切っていた。
ここには茶店があるので、キノコ汁300円と岩魚の塩焼き500円を食べる。キノコはヒラタケとナメコ、天気がいいとはいえ体は冷えていて旨かった。
さらに秋山郷の奥へ行くつもりだったが見事な紅葉に満足しここからUターンする。
津南から走りなれた十日町を通過し、越後川口I.Cより高速に入って16時ちょうどに新潟に安着。

泊りがけのツーリングは今回が今年最後。明日から天気がくずれ、来週には気温も下がってくるという。バイクも今月中に2回目の車検を受けなければならない。
オバカンライダーの冬眠も間近である。