ホロホロ

昨日の雨が今日の午前中まで残った。気温は30℃を下回っているが少し蒸し暑い。
横浜の娘のところでSちゃんのために「炒り玉子」を作ることがあるが、子供の頃、炒り卵を「ホロホロ」と呼んでいた。「ホロホロ」は標準語とずっと思っていたのだが、上京したある日の学食で「ホロホロ」と呼んで大笑いされたことがあった。
昭和30年の夏だったと思うが、父親が盲腸で入院し母親も泊りがけの付き添いに行って、母方の祖母が我々姉弟の面倒をみてくれことがあった。見舞いに貰ったのが当時は高級品で藁つとに5個ほど挟まった生卵、祖母が毎晩のようにしっとりした真っ黄っ黄の「ホロホロ」を作ってくれたが、これが実に旨く大好きだった。
昭和57年、初めての海外出張でアメリカへ行った時に「ホロホロ」のことを「スクランブルエッグ」ということを知り、そしてこの時「ポーチドエッグ」を初めて食べた。これが気に入って以後滞在中はバカの一つ覚えみたいにずっとこればかり食べていたことを思い出す。銀座のクラブ(勿論自腹ではない)で、初めて食べた「温泉卵」も旨くて感激したなあ。
どうせヒマだから、何か新しい「卵料理」にでも挑戦してみるか、、、