日中、晴れ間もあったが、北風の厳しい一日だった。
今週は真面目に火曜から連続四日のジム通い。火曜日の衝撃の体重が気になり、その後も朝飯はコーヒーだけ、昼は乾麺半把かリンゴ1個、夜も大好きな金麦をぐっと我慢して焼酎かバーボンを一杯(但しスリーフィンガー)にサラダ中心のヘルシーメニューを続けている。
今朝も起き掛けにコーヒーを飲んだあとは、テレビを見たり新聞を読んだりピアノを弾いたりで気を紛らし、10時になってジムへ出掛けた。腹はバカ空きの状態だが、筋トレやプールでいつものメニューをこなす。終わると、これもいつものプール脇にある温水ジャグジーに浸かり、ふくらはぎ、太腿、腰を軽くほぐす。風呂へ行くかなと出口に向かう途中、プール監視の女子職員から声をかけられた。ところが、立ち止まって二言、三言会話したと思った瞬間、目の前が真っ暗になりデンと尻もちをついてしまった。
さあ、タイヘン。正しく「巨体、倒れる」とばかり、女の子は無線で連絡しタオルと水、簡易血圧計が運ばれる。プールにいた人たち(大半はオバチャン)も寄ってきて、冷やしたタオルを頭や首にのせてくれる。ある人は「救急車を呼んだら」と声を上げている。
倒れた本人は十秒もしないうちにすっかり意識は戻っており、脈拍は運動後ということで105と高かったが、血圧は「121-78」と全くの正常値。正直なところ、腹が減っての一時的なめまいと思うがそんなことは口に出せない。恥ずかしさが先に立って「もう大丈夫です」と立とうとするが、「まだ安静にして」とみんなが心配そうに言ってくれる。お言葉に甘えて結局10分ほどおとなしくしてから、ジイサンが付き添ってくれてロッカールームに戻った。
家に帰り、もう食事制限はヤメたとばかり、昼は冷麦一把を平らげ(天ぷら、キムチ付き)、夜も手っ取り早く栄養を付けようと特製ちゃんこ鍋(冷凍牡蠣、豚バラ、鳥肉ダンゴ、油揚げ、結びシラタキ、白菜、長ネギ、人参、しいたけ)にした。
一日で「プールで倒れたオジン」としてジムでは有名になったかもしれない。来週どんな顔を出したらいいか、今から悩んでいる。