中国漁船の脅威

昼過ぎから晴れてきたものの気温はさほど上がらない。
三日連続のジム通いも何となく気が進まず、今日は休んでしまった。

夜のNHKクローズアップ現代東シナ海における中国漁船の虎網による無謀操業の実態を報告していた。センターに2年ほどいたH君が、水産庁の漁業取締船で頑張ってる様子も紹介していた。
もう14〜5年前になるが、調査船で1週間ほど東シナ海に出漁した。当時の中国は小型底引き漁船が主で昼夜のべつ幕なしに網を曳いており、レーダーに映る船数の多さにぞっとしたものだ。
虎網は台湾でポピュラーな効率の良い漁法で、センターも日本への導入に向け調査する話もあったが、光力等に法的な問題もあり実現しなかった。それが今や中国船に拡がり好きなように操業している。
彼らの操業や漁獲の実態は中国側でも把握していないようだ。秩序もへったくれもない操業を許していれば、東シナ海黄海の魚は獲り尽くされてしまうだろう。恐ろしい話である。