オーロラの思い出

朝から晴れる予報なのに一向に良い天気にならない。晴れたら散歩に出ようと構えていたが、何となく出鼻を折られ一日テレビオタクで過ごした。

BSプレミアムで「神秘厳冬北極圏」が始まった。今晩は「オーロラ」の話し。
オーロラは今までに3箇所で観ることができた。
1箇所目は1976年秋から行った南氷洋、2箇所目は1982年秋のベーリング海。どちらも当直士官が「オーロラだよ」とわざわざ起こしに来てくれたが、白いモヤみたいなもので感動はなかった。
3箇所目が1983年冬のアイスランド(前に書いたかも?)。11月半ばの北緯65度くらいの地だったと思うが、夕方3時過ぎにはもう暗くなりはじめる。風もなく晴れ渡った日には5時頃になるといつもオーロラを観ることができた。始めは白いモヤ状で段々緑がかり、そして黄色やピンク、オレンジ色が混じってくる。ずっと観てても決して飽きることはなく、体が心から冷えてようやく部屋に戻る毎日だった。
夜空に見惚れてたある日、気付けば周りを地元のお子ちゃまたちが取り囲んでいる。そして私よりうまい英語でどっから来たかと問うてきた。小さな町(村?)で、翌日から道を歩けば「ヤーパン、ヤーパン」と声をかけられるようになった。あの頃デジカメがあれば面白い画が撮れたろうにと、今でも勿体ないと思っている。

明日は朝一で満開の鳥屋野潟の桜を絶対観に行くぞ、と決めて寝ることにしたが、結果は「?」である。