2023春 北海道気まま旅(20日目) 青天の霹靂 

昨夜は0時半頃トイレで起きたが、また寝て4時半に目が覚めた。いつものようにスマホをいじりながら体の目覚めを待つ。そして5時半に起きだし洗面に向かおうと車から出ると、、、左足ひざ下のムコウズネに激痛が走り、足に全然力が入らず一歩も進めないのだ。

正に青天の霹靂、こんなことは過去一度もない。取りあえず車に戻り、腰痛用に持ってきたバンデリンを擦りこみ湿布薬を張る。さらにその上からヤワヤワとマッサージしていく。車内で座っている分には何ら異常もなく問題ないのだが、試しに二度、三度と外に出て歩行を試みるとまるでダメ。左足を前後左右に動かすには支障ないが、足をつくと膝から下に力が入らず小刻みに震えてとても立っていられない。

今日は日曜日、医療機関は休みだろうしまさか救急車を呼ぶわけにもいかない。今いる道駅の向かいにスーパーがあり、中にドラッグストアが併設されてるのがわかり、10時を待って早速行ってみる。幸い左足なのでオートマ車の運転には支障なく、停まってフットブレーキを踏むときに痛みが走る程度だ。薬剤師に症状を説明すると、鎮痛剤と湿布を薦めるのみで早急に医療機関で受診すべきとのごもっともな意見が返ってくる。取りあえずお薦めの二点を購入し、ついでにカートを歩行器代わりに隣接するスーパーで飲み物と食べ物を買ってきた。

車に戻って早速鎮痛剤を飲み、湿布薬を張り替える。こうなったら「まな板の上の鯉」、焦っても仕方ない。ネットで調べると帯広に戻る途中には多くの整形外科の病院があることを確認した。持久戦を覚悟してアイドリングしながらテレビを観て過ごす。実際に立ってみないと痛みが分からないから困りもの、一時間毎に外に出て歩行チャレンジするが変わらない症状にガックリだ。

15時、2回目の鎮痛剤を服用。16時半頃、足を引きずりながらトイレに行くが痛みは同じでギンギラギン、ところが戻って車にあと5mというところでナント突然痛みが消えたのだ。「嘘だろう?」と思いながら付近を歩き回るが、普段通りの歩きができて震えも痛みもない。「一体何が起こったんだ?」と自分でも訳が分からない。

週末開催のばんえい競馬は幻となり、今夜は道駅「なかさつない」で連泊だ。症状が出ないことを祈るのみだが、とにかく明日は整形外科で診てもらうつもりだ。