「ただいま、帯広」
4時過ぎ、隣のテントの男の子の鳴き声で目が覚めたが、二度寝して次に目を覚ましたのは7時だった。一晩テントで寝て、この日車の中で寝るとナント車中が広いことか。ノビノビと眠った気がする。やはり今朝は冷えたのか、フロントガラスの内側が曇っている。8時半、ゲートバー開閉のカードを返しキャンプ場を後にする。
釧路空港の脇を通って海岸沿いの国道38号線を西へ。白糠を過ぎて、何年か前スピード違反で捕まったウラミの坂道も通過し、直別から道道1038号線を走る。海岸線ギリギリのこの道、初めて走るが実にきれいな良い道だである。
砂浜がある所には、サケ狙いの釣り人が多いこと。一人で5本以上の竿を並べている。これではサケもたまったものではない。
1038号線から左折して砂利道をしばらく行くと、小さな展望台が見えてきた。
それが、バイクではこれない今日の目的地「昆布刈石展望台」だ。でも悪路を走ってまで見に来るほどではないかな。波打ち際をよく見ろと、2台の車が走っている。塩水は被るし、はまったら出られない。よくやるよ、、、
国道336号線を豊頃町の十勝河口橋を渡って左折し、大津漁港方面へ。土手を上がり橋と河口を撮るか、どちらもデカすぎてピンとこなかった。代わりに土手の蝶を追い回す。
蝶はあっちの花、こっちの花とじっとしていてくれない。昔ケープタウンに居た頃、夜の女性たちが「日本の船員はいろんな女性と遊ぶから蝶々マスターだ」と言ってたことを思い出した。
幕別を走っていると、こんな「帯広ラブ」の景色が多く、「帰ってきた」感いっぱいになる。
帯広市街に入り、ホテルに入るまでの時間調整で「帯広の森」に寄る。運動公園の周りが、整備された広大な森となっている。
パークゴルフ場の周りを散歩。「コキーン、コキーン」と球を打つ音が心地よく、老々男女が楽しくプレーしていて、ちょっとうらやましい風景だ。
赤い実が成っている並木道があったが、鳥もリスモいないところを見ると不味いのだろうか。15時、帯広駅前のホテルに入る。
ここは素泊まりで割引が効いて2泊で6,143円。楽しみにしていた豚丼の店が臨時休業のため、帯広のソウルフード「インディアンカレー」ハンバーグ入り692円をテイクアウト、コンビニで金麦、ゆで卵2ヶ、塩麹キャベツを買い、部屋で食べる。
