Kさんを偲ぶ

大学の先輩でマルハ、センターで一緒に働いたKさんが亡くなられため、昨日から上京し、通夜と告別式に参列して夕方戻ったところである。

Kさんは大学の8期先輩、体は小さいが重低音の声が素敵は人だった。マルハで同じ職場だったのは漁撈部時代の一年だけであまり印象はない。私がセンターに移ってからは、一年先に来ていたKさんが65歳で辞められるまでの十数年間、一緒のグループで調査業務にあたった。仕事上での話題も多い人だったが、何といってもアフターファイブの酒宴でのエピソードが圧巻の人だった。同年代の方二人と三人で飲み始めると議論が始まる。三人はみんな一途で頑固で議論はエンドレス、それが毎回なので私らは笑って見守るだけ。そんな議論が酔いつぶれるまで続くが翌日はケロッとして仕事をしており、「二日酔いをしたことがない」というのが口癖だった。近くに住んでいる41歳の一人息子さんから、家庭内でも頑固で相当怖い存在だったらしい。最近まで1~2週間に一度のペースで一緒に飲み歩いていたそうで、通夜や告別式で気丈に振舞っていたその息子さんも、出棺の挨拶の時は「これで本当に飲めなくなる」と声を振り絞っておられた。

仲の良かったお二人は先に鬼籍に入っており、「ようやく来たか、まあ一杯やろう」とあちらの世界でまたエンドレスの議論が始まっているに違いない。Kさん、お疲れ様でした、合掌