「永遠のニシパ」をみて

昨日と打って変わって朝から青空が広がっている。廊下側から吹いてくる北寄りの爽やかな風が心地よい。

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晩20時からNHK総合で、北海道の命名者である松浦武四郎を主人公にした「永遠のニシパ」があった。昨年の厚真の地震の影響で完成が遅れたようだが、北海道ではこの春先行放映されたそうだ。この前のツーリング中、アチコチの宿で是非見てくれと言われていた番組である。私は武四郎のファン、言われなくたってこの番組を見逃してなるものか。こちらに戻ってきてからは、新聞のTV番組欄をいつも気にしていた。

f:id:sumichan62:20190715205820j:plain彼は150㎝に満たない小柄な人で、晩年の写真も現存している。凄いところは、間宮林蔵伊能忠敬は人数を引き連れての測量だったのに対し、ほぼ一人、それも自費で3回もの現地調査をしたこと、さらに自らの歩幅をもとに正確な地図を作っていた点だ。深きょんとのラブストーリーはご愛嬌として、敬意を持ってアイヌの人たちと接していたことは間違いないようだ。松阪市の記念館へ寄ったときにみたが、スケッチの上手さは秀でたものがある。

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維新後北海道の命名に関わり道の高官までなりながら、アイヌ政策に異を唱えて結局は退官。彼の実力を生かしきれなかったのは残念だが、彼はケツをまくってその後「馬角斎(ばかくさい)」の号を用いたことはユーモアのセンスもあって痛快だ。

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いろいろな書物を残しているが、今はツーリングのことで頭はいっぱい。今度のシーズンオフには彼の人となりを書いたものや紀行文などを是非読みたいと思っている。

北海道をまた走りたくなってきた。おっと~、その前にオレのバイクよ、早く戻ってきておくれ、、、