今朝も雲一つない青空が広がっている。7時半、宿の朝飯。ここは料理旅館で、晩飯には松阪牛のコース(二食付き2万円)もあるが、ワタシャ朝飯付き4,860円のビジネスプラン。朝飯にこれだけ付けば御の字だ。
9時過ぎ、チェックアウト。楽しみにしていた「北海道」の命名者である「松浦武四郎記念館」へ向かう。
9時半のオープンを待って入館。各種資料のほか、ビデオを何本も見て彼の人となりを知る。調査に協力を仰いだアイヌに終生敬意を払う姿勢が素晴らしい。新政府を離れ、晩年は大台ヶ原の開発に力を入れたそうな。
記念館から少し離れた彼の生家へ。同年配のボランティアガイドが説明してくれた。彼らは、道内の武四郎の足跡や記念碑を毎年訪ねているそうだ。今度、参加させてもらうかな。国道42号線で津市にある「真宗高田派本山専修寺(せんじゅじ)」に向かい、30分ちょっとで到着。
山門の大きさに先ず圧倒され、タップリな敷地の中に国宝の御影堂、如来堂の豪壮さ、唐門、鐘楼が見事だ。勿論、御朱印を戴くことができた。今日も暑く、もうポカリを一本飲み干している。。ここからが今日の暑さ対策で、津市から高速を走り、愛知県に入る。
清州東ICで下り、10分足らずで清州城跡に寄る。街中に突如天守閣が建っている感じで、ナンカ変な感じ。場所だけ記憶しておこう。
清州城から10分足らずで「トヨタ産業技術記念館」に行く。入館料は? 65歳以上は無料だった。大きな敷地と建物の中に「繊維機械館」と「自動車館」のブースがある。
「繊維機械館」はTOYOTAの基礎を作った佐吉の自動織機からの歴史。本物の機械を使い、元職工であろうベテランが懇切丁寧に説明してくれる。小学4年か5年生の頃、夏休みの宿題で「読書感想文」があり選んだのが「豊田佐吉物語」。私にとって人生初の本格的な「本」だったので、強烈な記憶がある。そんなことを思い出しながら見学していた。
「自動車館」は自転車に積むエンジンの開発から始めた話や実際の組み立てロボット、プレス機を用いて解説してくれるし、小・中学生にはプラモデルの組み立てまでできるコーナーもある。勿論、トヨタの歴代の名車も展示されている。じっくり見学すれば丸一日楽しめるところである。
記念館からすぐ都市高速に入り、1時間ちょっと走って知多半島の先端「師埼」にある民宿に到着。宿は大衆食堂の3階、窓から師崎港が一望。
晩飯は食堂の定食メニューから選べというので、1,200円の煮魚定食をチョイス。りっぱな鯛の煮つけで旨かった。勿論、ビール付きである。この宿を選んだ理由はまた別に述べることにしよう。