北海道ツーリング 2018秋(十三日目) 無念、涙のリタイア

朝の冷え込みも和らぎ、今日は25℃以上の夏日が戻るらしい。今朝はゆっくり8時近くから朝飯を食べる。去年も書いたかもしれないが、ここのサービス朝飯はバイキング式でなかなかのものだ。
9時過ぎ、ホテルを出発。今日の宿は美瑛、直行すれば4時間までかからない。余裕があるので十勝岳公園」に行ってみる。ここは大きな花時計が有名、高台からの景色は少しもやっていて大したことなかったが、花とそれに群がる蝶々にしばし癒される。
音更帯広から十勝清水まで高速にのり、日勝峠ドライブインに行く。帯広〜富良野間はいつも国道38号線狩勝峠利用するが、今回は274号線を通るつもりである。帯広からは先ず「のぼり」、4合目の急カーブ近くにある「日勝峠第一展望台」に入る。澄んでいたとしても狩勝峠からの景色の方が良さそうだ。この道路はカーブ・勾配が結構きつくトラックの往来も多い。もう使わないかな。
日高町からは北上して道の駅「自然体験しむかっぷ」で休憩する。時刻は正午近く、昼飯は中富良野の唯我独尊でも行くかと再びバイクにまたがるが、、、。
それまで好調だったエンジンが掛からない。新潟のディーラーに問い合わせると「セルモーターイカレタかも、ロードサービスを呼んだ方が良い」と言う。それからが大変ハーレークラブのサービス、任意保険のサービス、両方に電話し対応をお願いするが、何しろ広い北海道の田舎である。ハーレー工場も札幌、帯広、旭川のちょうど中間に位置するとか。任意保険は近くの指定工場までで15㎞以上は有料(600円/㎞)になるという。症状からみて専門店でないと対応しきれないと思い、ハーレーのサービスを受けることに。レッカーは占冠の業者がすぐに来てくれ、今日出発した帯広のディーラーへ持っていく。私はタクシーでレッカー車を追う。車の中で今晩の宿をキャンセルし、新たに帯広の昨日と同じホテルに予約を入れる。
14時半過ぎ、ディーラー到着。担当者が言うには「バッテリー、セルモーターは問題なし。こんな症状は自分も初めてで修理に時間を要す」との返事で、修理完了した時点で保険で新潟のディーラー宛てに送付するという。予想されたことだが、これにはショックだ。
15時半、ホテルにチェックイン。さてバイクは良いとして、私は新潟までどのように帰えればよいのか皆目わからない。ネットで調べると、帯広から電車で千歳へ、千歳から飛行機がもっとも一般的なようだ。幸い地震で動かなかったJRが、特急に限り今日から運行再開されたとのこと。連絡を考えた飛行機も何とか明日の便の予約がとれた。
実は、昨夜18日小樽発17時の新潟行きフェリーの予約をとったばかり。宿も14・15日は美瑛、16日増毛、17日ニセコと決めていたのに、、、。これらも全てキャンセルした。あ〜ぁ、情けない、、、。
と言うわけで、今回のツーリングは残念ながら今日で涙のリタイヤ。荷物は、ホテルで段ボールに詰め、新潟へ送る手配をする。明日は8時に帯広を発って14時には新潟空港到着する。何とも締まらない今回のツーリングとなってしまった、、、