アルペンルートツーリング(初日) エッ、雨?

06時半に起きて空を見上げれば、今にも振り出しそうなどんよりしたお天気。コーヒーを飲み、時計替わりの「わろてんか」をみて、8時半、出来島を出発する。
新潟西ICで高速に入り、長岡から北陸道に入った大積PAで朝飯タイム休憩をとる。着いたときはパラパラだった雨が、食べ終わったころには結構な降りに変わっており、カッパの支度をする。今回は「ブーツカバー」を新調してきたので靴が濡れる心配はないが、雨中の運転は気が滅入る。名立谷山SAでコーヒーブレイク。遠くの空は明るくなってきたが、まだ雨は降っている。能生ICで高速を下り、12時過ぎ、最初の目的地である糸魚川市内の「谷村美術館」に到着。
ここは彫刻家・澤田某の仏像を展示するため、村野某という建築家が設計した美術館とか。あまり興味がないので駆け足で回り、隣の日本庭園「玉翠園」へ行く。後ろの山を借景にした庭園で、どっかで見た風景だなと思ったら、島根の足立美術館の庭園を設計した造園家によるものだった。客はほんの数名、室内の緋毛氈を敷いた縁台に座り「ぶくぶく茶」(400円)を戴きながら、ゆっくり庭を眺める。
ここから数分ほど離れた「翡翠園」へ行く。目玉は、70トンもある「コバルトひすい」、同じ造園家によるものでこちらは回遊式の庭園だ。雨宿り代わりにゆっくり庭を鑑賞する。13時過ぎ、ようやく雨も止んだようなので走り出す。糸魚川からは、国道148号線大町市へ向かう。
14時30分を回ったが、昼飯を食べに大町市内にある「創舎わちがい」へ行く。古民家を利用した趣のある店で、冷麦ともうどんとも異なる「おざんぎ」が有名だ。本来なら冷やしを食べるべきだが、今日は体が冷えているので温麺(油揚げの入ったキツネ風の大盛で1600円)で戴いた。う〜ん、メンダム、それなりに旨い。
食べ終わったら15時過ぎ。今日は想定外の雨で、栂池高原、青木湖などはカットしてしまった。大町市内から15分ほどで今晩の宿「ポッポのお宿」に到着。客は私一人、18時半からご主人とサシで飲みながら、北海道中心に話が盛り上がる。ここいらヘンは、今は閉鎖になったが昔は近くにスキー場があり、大いににぎわったそうな。
雨には降られたが、無事に初日を終えることができた。明日の天気は問題なく「晴れ」、予定通り扇沢から室堂まで、アルペンルートを楽しむことができそうだ。