北海道ツーリング 2017秋 (十五日目〜最終日)  新潟安着、そして

9月19日(十五日目) この雨、聞いてないよ台風一過の晴天を期待したが、イマイチすっきりしない天気だ。朝飯前に付近を散歩。徳島出身のご夫婦が10年前に子育てを終え、小豆畑が広がる当別町にこの家を建てて移住したとのこと。家の周りでも小豆を育てており、年4㎏ほど収穫してるそうだ。7時半から朝飯を食べ、8時半、宿を出発したが、怪しかったソラから雨がぽつりぽつり。予報では札幌、小樽とも午前中は曇り、夕方から弱雨となっており、この雨もそう心配はしてなかった。
40分ほどで札幌市の「北海道開拓の村」に到着。明治村の道版で、明治時代の建物を移築展示している。左が札幌停車場、右が開拓使本庁舎。官庁舎ばかりでなく写真館や民家など市井の建物もある。嬉しかったのは、一般の入場料は800円のところ、宿のご主人に「65歳以上は無料」と聞いたので免許証を見せめでたくタダとなったこと。ニシン番屋を移築した「漁村」コーナーがあり、「マッサン」のロケにも使われたとか。中央の道には線路が敷かれ、鉄道馬車が走っている。全部は回り切れなかったが、タダだからまた行こうと思っている。
開拓の村から15分ほど走り、スープカリーの「マジックスパイス」へ。アラビア風衣装のウェイトレスにサイケ調の店内にビックリ。道内の野菜がいっぱいの「北恵道」をチョイス、辛さは七段階、普通より少し辛めの「悶絶」にした。「スープ」は半透明でサラっとしている。辛さはそれほどではなく「極楽」でよかったかも。正直富良野の方が合ってるかな。
小雨が降ったり止んだりの中、山頂の搭が見えていたのでロープウェー(往復1,700円)で藻岩山に上る。反対側に有料道路がありバイクは660円で上がれるのだが、路面は濡れてるし最終日にコケたら元も子もなく安全第一に。視界はあまり効かなかったが、降ったり止んだりの小雨の中、虹がかかったから良しとしよう。
麓に戻ると、雨が少し強くなってきた。念のためカッパを着込む。まだ時間はあるので一般道で小樽へ向かうつもりだったが、雲行きも心配なので高速を使う。これが大正解、段々雨が強くなってきたばかりか風も強くなってくる。こんな強雨、聞いてねえよ。前がスピード控えめの自衛隊トラックだったので、必死に跡をついていき、15時過ぎに小樽について無事フェリーに乗ることができた。
もう、大ウソつきの天気予報なんて大嫌いだ。

9月20日(最終日) 安着後に一仕事昨日が台風で欠航だったためか、フェリーは車とお客で一ぱい。ギリギリの予約だったために安いチケットは売り切れで「ツーリストS」の個室になった。テレビもありベッドも広く、さすが18,610円(バイク込み)と高いだけのことはある。
実は一週間前、7月のツーリングでウトロで同室だった北大三年生O君から、19日のフェリーで新潟へ行くので20日に逢いたいとのメールがあった。まだツーリングの最中だったし予定は立てられなかったが、台風の影響で奇しくも一緒の便になった。昨晩は個室をいいことに部屋に酒を持ち込み、再会を祝う。彼は20日糸魚川に泊まるということなので、新潟を案内がてら柏崎まで車で送ることにした。定刻より少し遅れて今日は9時5分新潟接岸。バイク置き場に下りていってビックリ、バイクは全部で30台程度だったが、その空いたスペースに車が隙間なく埋まっている。車が下り終わったあととなり、結局下船したのは9時40分になってしまった。
バイクを車と交換し、一旦マンションに戻って着替えを済ませ、11時半、新潟駅でO君をピックアップする。昼飯に「とんかつ太郎」本店へ行くが、ナント、今日は休み。やむなく古町5番町の「どかべん」像をみたあと、マンション近くの「分店松吉」で目出度く「たれカツ丼」にありついた。その後シーサイドラインを走り、弥彦山山頂、魚のアメ横の寺泊、出雲崎良寛像を経由し、15時半、柏崎駅着。彼は今月いっぱいの夏休みを、アルペンルートや長野、群馬、山梨などを旅するとのこと。
17時過ぎ、マンションに戻る。雨に泣きはしたが道警に上納金を納めることもなく無事にツーリングを終えることができた。帰ってきたら「みやこや」で打ち上げ会と思っていたが、ブログもあるので明日に延期した。
さあ、次はどこに行こうかな、、、