2017 北海道ツーリング (十五日目〜最終日) 旅の終わり

7月5日朝。予報は曇りのち晴れ、今日こそ雨合羽のを着ることはなさそうだ。7時半から朝飯、ホッケは宿泊してるお客が昨日釣ったものだそうな。09時、みんなに見送られて宿を出発する。
真狩に戻って「湧水の里」へ行く。看板には「細川たかし」の文字が、、、。湧水は勿論美味しかったが、ここの狙いは「名水豆腐」。いつも食べる3ヶワンパック103円の木綿豆腐と比べ、大豆の青臭さがあり美味しかったが、一丁410円は少し高いかな。またニセコに戻るが、昨日入った温泉の向かいに湧き水の「甘露水」がある。宿のオーナーが「羊蹄山一の名水」と自慢していたが、私は所詮違いの分からないオジン、申し訳ありません。
道道66号線を岩内方面へ。登っていくとまたガスが濃くなり、登り切ってやや下りに入ったところに「神仙沼」の入口がある。木道を歩いて行くと、きれいに鳴く鳥がいた。ガスはなかなかとれず、幻想的な風景の中を進んでいくと、突然湿原の広がりを目にする。湿原にはワタスゲが一面に咲いており、ヒオウギアヤメ、エゾゼンテイカがところどころ見える。ようやく神仙沼に到着すると、幸いなことにガスが晴れてきた。一気に絵画的な絶景が目に入り、見とれることしばし。北海道はオジンにやさしいところ、緯度の関係で高くなくても高山植物を見ることができる。のんびり、まったり、絶景を堪能した。駐車場に戻ると、またガスが濃くなっている。正直ここから海岸線の岩内に下る道は、ゆっくり走ればそれほど怖くはないのだが、問題は後ろからの追突。内心ヒヤヒヤしながら下りていった。岩内が近づくにつれガスも薄くなり、積丹半島を時計回りで走る頃には青空も広がって絶好のツーリング日和となる。
神威岬積丹岬を過ぎ、島武意海岸へ。二回目だが前回も天候に恵まれたっけ。見たかったのはコレ、前回にも増して鮮やかな積丹ブルーである。デジカメでは撮れない青のグラデーションに、周りのオジン、オバンも感嘆の声を上げていた。14時過ぎ、余市駅前の「柿崎商店海鮮工房」で昼飯。前夜同室だったライダーが教えてくれた店で、お目当ての「生うに丼」は売り切れ。代わりに「カニ丼」(1350円)を食べたが、妙にビショビショして味はイマイチだった。15時、小樽到着。ちょっと時間があったのでフェリーターミナルに近い「石原裕次郎記念館」へ。今回は中には入らず売店付近のみウロウロ、駐車場にはTVでよく見る「イベントトラック」が停まっていた。
定刻17時、先月就航したばかりの新船「あざれあ」で小樽出港。21日から道内14日間、天候にはやや恵まれなかったが、各地のガーデンはじめ予定のところは行くことができ満足している。

6日、凪いだ海を順調に走っている。昨夜はベッドでコンビニで買ってきたツマミと酒ですぐバタンキュー。今朝、少し船内を歩いてみた。4階のメインスペースは半円形でさすがにきれい。5階のレストランとカフェ、売店もたっぷりのようだ。6階には風呂と大トモにはフィットネスルームもある。いつもは右舷側の自動車の脇にあったバイクだが、大トモに広々とした専用スペースができた。09時、新潟港接岸。今までより3時間短縮して、わずか16時間で到着だ。
下船後まっすぐ内野へ行ってバイクと車を交換、午前中には我が家にはいることができた。長かったようで、終わってしまえばあっと言う間の旅だった。体力をつけて、またツーリングに挑戦しよう。さて、行先は???