石垣旅行 2017 (五日目) 「こころ旅」を追って

日本の西端である石垣は朝が遅く、7時になってもまだ暗い。今朝も「まだ暗いや」と油断したら、起床は7時半になってしまった。慌てて洗面に朝飯(写真忘れた)、それでも8時過ぎにはホテルを出発する。
8時半の船で今回最後の目的地「竹富島」へ向かう。ここは国境の最前線。来た時から思っていたが、巡視船の隻数が多く「COAST GUARD」の文字も頼もしく見える。10分ちょっとで竹富に到着。この島ではレンタルバイクはなく自転車のみ。今日は風が強かったので電動を借りることにした。
島の南西端カイジ浜へ行く。ここは有孔虫の遺骸である星砂が有名、団体さんも着くやいなや景色そっちのけで砂浜を探し回っている。真似して探すが見つからず、ここの星砂、佐渡の砂金探しより難しいカモだ。
時計回りで走り、「コンドイビーチ」へ。ここは15年12月16日放送の「こころ旅」の舞台だ。不思議なことに、多くの猫チャンが一本の流木に集まり絵になる風景を見せていた。
ちょっと北に走り、何の変哲もないコンクリート作りの「西桟橋」に到着。ここも「こころ旅」で立ち寄った風景で、本土復帰後の島の歴史を物語る場所らしい。このあとは自転車を借りた集落中心部に入る。
シンボル的な展望台「なごみの塔」が修理で登れないため、百円払って個人家の屋上に上がる。緑と赤、白の屋根のコントラストが美しい。
村内も小浜島以上の沖縄らしさを感じる。今日は節分。園児たちがお面を付けて練り歩いており、横浜でSちゃんも豆まきしてるかなと想いを馳せる。この島の観光の目玉である「水牛車」がノンビリと行く姿も絵になる風景だ。乗ってるのは「イーリャンサンスー」? 今、石垣には香港、台湾からの直行便があるようで、春節も重なって多くの観光客が訪れているらしい。
11時15分の便で石垣に戻る。昨日同様中心街をぶらついたあと、たぶん明日も那覇空港で同じ昼飯になるだろうなと思いながら、今回二度目の「A & W」でバーガーを食べる。このあと「こころ旅」一行が立ち寄ったコーヒー店を訪ねた。
中心街から歩いて30分余、「丸俊商会 自家焙煎珈琲亭」に到着。TVではコーヒーを飲む風景だけだったので、店名から「オフィスの脇に販促用のテーブルがあるところかな」と思いきや、完全に食堂の店模様で驚いた。コーヒーはアイス・ホットとも単品400円、ところがランチを頼めば二杯まではサービスで付くという。それではと「八重山そば(小)」450円をオーダーし、アイス・ホット、それぞれ一杯づつを楽しむ。店内には火野さんのサインと記念写真が飾られていた。
旅の最後の夜、ホテルで紹介された今石垣で評判の洋風居酒屋で晩飯を食べてきた。31日午後から今日まで天候には恵まれず、ずっと八甲田山・神田大尉の心境ではあったが、何とか予定の行動ができたので良しとしよう。
肌寒かったとはいえ気温は20℃近くはあった石垣から、明晩にはまた真冬の新潟だ。体調管理に気を付け、春のツーリングに想いを馳せて寒さを乗り切ろう。