高野山ドライブ (1)

9月30日(金) 先ずは横浜へ
久しぶりに青空を覗かせて秋本番を思わせるちょっとヒンヤリした朝である。
8時半、車で南出来島のマンションを出発。バイパスを通過し新潟西ICからの北陸道も順調に流れている。しかし油断は禁物、どこに「魔の手」が網を広げているかわからない。今日は絶対「先頭車両にならない」ことを誓い車を走らせる。塩沢PAで、一回目の休憩。爽やかな高原地帯を感じさせる風景だ。
正午前、三芳SAに到着し昼飯にする。いつものフードコートで「尾張三和」の親子丼(843円)を食べたが、なかなかの美味であった。
13時半過ぎ、横浜の娘宅に到着。寝起きのMちゃん、ややゴキゲン斜めでママにべったりだったが見慣れてきたのか徐々にデジカメのポーズにも応えてくれるようになる。アンヨは、この時点ではまだ1〜2歩の状態だったのだが夜になると4〜5歩くらいまで上達する。
16時、Sちゃんを迎えに行く。私のことはナイショだったらしく、姿を見るや園中に響く大声で「エッ、ジイジ、どうしたの? 何で来たの?」と、大はしゃぎだった。
この日パパは仕事で遅く、ママも明日の運動会のお弁当の準備で夕方から大忙し。Sちゃんとお風呂に入り、夕食を食べたあとは絵本を持って二階の寝間に急ぐ。
明日の運動会の天候は? 予報では未明から雨となり明日の午前中まで弱い雨が残るようで心配している。

10月1日(土) Sちゃんの運動会
起きると雨は極弱くなっているものの地面はかなり濡れている。ママは今朝も早くから弁当作りで忙しく、9時前、パパとSちゃんとで会場の小学校へ行く。残念ながら運動会はグランド不良で室内運動場で行われることになったようだ。
9時半過ぎ、園児の入場行進で運動会が始まった。我が方を例にとれば、Sちゃん一人に対しパパ・ママにMちゃん、昭島のジイジ・バアバ、それに私と七名もの身内が集まっている。ここの園児数は百十名余り、城内は超満員で熱気ムンムンだった。
Sちゃんも応援合戦から始まり、エグザイル体操、鈴割り、玉入れ、徒競走と出番がいっぱい。その都度、ジイジたちは必死にデジカメでアトを追う。徒競走では五人中一番、勝ち残りで付けてもらった赤いリボンが誇らしげだった。
Mちゃんも「0歳児のハイハイ競争」に特別参加。日頃の成果を十分に発揮し見事にトップでゴールした。
最後はパパと一緒に「マイムマイム」の親子ダンス。ママ、昭島のジイジ・バアバも一生懸命声援を送る。
今日の結果は? Sちゃんの紅組はわずかに及ばず白組の勝ち。でも保護者会から全員に記念のトロフィーをもらい、ニコニコ顔で戻ってきた。
今晩は昭島のジイジ・バアバもお泊まりで大賑わい。弁当作りに頑張ったママに子供たちのネンネをお願いし、パパとシルバー世代はお酒を傾けながら夜遅くまで大いに盛り上がった。

10月2日(日) 西へ走るほど悪くなる
一夜明け、横浜は久しぶりの青空が広がる好天気。朝の空気もヒンヤリしていて気持ち良く、昨日の雨が恨めしい。
昭島のお二人は畑仕事の会合のため6時半過ぎには出発された。私も九時頃には高野山に向けて出発するつもりだ。昨夜一緒に寝てたSちゃんにハプニングがあり、夜中に二時間ほど彼女の動画鑑賞に付き合うことになる。朝方再び寝入ったSちゃんが出発までに起きてくれるか心配だったが、七時半過ぎには機嫌よく目を覚ましてくれた。
私が帰ると言うと「寂しいからもっといっぱい泊まっていってよ」と嬉しい言葉にホロリとなる。Mちゃんはもう7〜8歩は歩けるようになり、成長の早さに驚かされる。9時前、みんなに見送られ横浜を発つ。
好天の中、保土ヶ谷バイパスを抜け横浜町田から東名高速に入る。焼津、清水の出張の時などよく走った道だが、ナンカ新鮮な感じがして「バイクであれば」と少し残念な気がした。
しかし西へ走るにつれ天気はだんだん悪くなり、足柄SA付近からは今にも降りそうな天気になる。以前よく富士山を楽しんでいた富士川SAでは富士の「フの字」も見えず、メンチ入り月見そばのカマボコで「フジヤマ」を見せてもらった。
途中もゆっくり休みながら走り、二時過ぎに浜松に到着。7月にみんなで寄った天竜川に行ってみる。雨のせいか今日は水嵩もあって流れも速い。「また来たの?」と言われそうだが、何年もブランクがあったんだから年に二度寄るのも良いだろう。
15時過ぎ、浜松駅前のホテルにチェックイン。夜はホテル近くの浜松餃子の店「むつぎく」を楽しみにしていたのだが、18時過ぎに行ってみたらもう長蛇の列。仕方なく近くのラーメン屋で「ハママツの餃子」を食べる。
明日は、昼過ぎには高野山に着くべく早めにホテルを発つ予定にしている。明日から台風18号接近の影響も出始めそうだ。ホント今年は雨に祟られるなあ、、、