北海道ツーリング 2016秋 (四日目) 無情の雨

5時前、ピチャピチャ音がするので目が覚めた。ナント、外は大雨ではないか。早速起き出して雨雲を確認すると、東西に細長い雨雲が礼文〜利尻〜稚内宗谷岬に掛かっており、6時間先も雲が切れない予報が出ている。道内のどこにも雨雲なんかないのに、どうしてここだけ掛かってるの? これで利尻に寄らずに稚内へ引き返すことに決定だ。
フェリーは12時25分出港だが、それまで居座ることもできず9時半に宿をチェックアウト。ずぶぬれになりながら香深のフェリー乗り場付近に到着。といって雨の中行くところもなく、昨日行った温泉でもとおもったが12時オープンでは入れない。でも濡れない駐車場なのでバイクを置かせてもらい、これも昨日行った郷土資料館のロビーで時間をつぶす。各施設が島の中心部であるフェリー乗り場付近に集中しているので助かった。
書くことがないので、泊まったホテルR荘の食事を紹介する。
左2日の夕食、聞けばシケ続きで漁に出れず名物のウニほか海産物が切れ気味とか。でも刺身と煮魚は付いている。右3日の朝食だ。
この日も漁はなし。焼き魚は「ハッカク」、文字通り八角形をした白身魚で道内ではポピュラーなものだ。ここは2食付き9500円、とほ宿よりは高いが島内では安い方だと思う。
皮肉にも正午頃には雨も小降りになった。今日の昼は、フェリー乗り場近くで「塩ラーメン」を食べる。文字通りショッパイ塩スープだった。12時25分定刻に香深を出港する。昨日書いた「桃岩荘」の連中がお客を送りに来ていて、連泊する人を引き連れて名物の「お別れデモ」を披露していた。
出港時はまるで見えなかった利尻も走り始めてようやく姿を見せるが、今日もこんなもんである。14時頃ノシャップ岬を通過、シマシマ灯台とレーダー基地が出迎える。
稚内には14時20分の定刻に接岸。宗谷岬も考えたが、いつ降り出すか分からぬような天気なので抜海の「とほ宿」に直行し15時過ぎにチェックイン。ここは相部屋で二食付き5400円、食事のほか21時からの自由参加の飲み会が楽しみだ。