お遍路ツーリング(九日目) 電車で1ヶ寺ゲット

起きたら雨が降っており、時折風も雨も強まる最悪の天候だ。
泊まっている須崎市から次の37番岩本寺までは20数㎞、37〜38番金剛福寺は最大の95㎞、38〜39番は56㎞、と松山市に入る46番浄瑠璃寺までは距離のある「お遍路ころがし」が続いている。
今日の雨は想定内、だから駅に近いこのホテルを選び連泊した。ただ雨を眺めていてはゲイがないので、鉄路を使って37番岩本寺だけ回る。今日のスタイルだが、一番札所で買い揃えた「袖なし法衣」を着ていくことに。フリーサイズなのだが、ちょっと小さめでバイクジャケットの上からはきれない。じゃあ、いつ着るの? 今日しかないでしょう。
08時15分、傘を借りてホテルを出発。歩いて数分のLR多ノ郷駅へ。08時32分の鈍行で二つ目の須崎駅で特急に乗り換え、09時半、四万十町窪川駅に到着する。駅から歩いて10分足らずのところに寺があった。
38番札所・岩本寺
商店街の路地に入ると山門がある。悪天候にもかかわらず、車で多くのお遍路さんが来ていた。
有名なのが本堂の格天井に描かれている絵。全国から公募した花鳥風月、美人画、昆虫、子供の絵(?)などいろいろだ。マリリン・モンローもあるというが、見つけられなかった。
帰りの電車まで二時間近くもあるので、駅前の喫茶店に入りモーニングを食べる。店に入った瞬間、お年寄り7〜8人の目が一斉に注がれたじろいだが、近所の方たちの集会所的な店のようで、話題はこのあたりであった「何でも鑑定団」(放送は不明)収録だった。
13時半、ホテルに戻る。雨・風とも午後からますます強くなってきたが、夜半にはおさまり朝からカラッと晴れる予報だ。明日はバイクの走り主体で、足摺岬の38番金剛福寺宿毛市の39番延光寺、愛媛に入って南宇和の40番観自在寺を回り、宇和島市で泊まる予定だ。