心を鬼に

少し冷え込んだが、朝からすっきり晴れ渡ってきれいな青空が広がり、午後には気温も10℃を越す予報だった。
バイクで走るか迷ったが、午前中の郊外では雪解け水が凍っているかもしれないので、今日のところは我慢した。10時になって、心を鬼にしてジムへ行く。
先日、NHK総合のニュースでスポーツジムで高齢者の通う率が高まっていることが話題になっていた。ジム側では、休憩室を和室にしたり、館内に昭和レトロの街並みを再現したりで、高齢者に対するサービスを充実させているらしい。リタイア男性たちが、運動後に館内でビールを傾けている画面もあった。
私が通っているジムは、館内に特別なものはない。朝一の入館者の構成は、男性は9割以上、女性は3割くらいが60歳以上と思われ、うちご夫婦も3〜4組いる。私が帰る1時過ぎに、ロビーで弁当を広げている年配者も多くおり(ほとんど女性)、一日中運動やおしゃべりを楽しんでいる様子だ。寝るとき聞いている落語のマクラに、「母が85歳からジムへ通いだした。黙ってお迎え待てばいいのに、ナニ考えてんのや」というのがある。
そのうち「マスターズ出場選手実績」や「高齢者アスリート養成講座」などが、ジムの看板になるかもしれない。