北海道ツーリング 2015 秋 (四日目) またもや雨

4時過ぎ、天気が気になって目が覚める。この時点では降ってないが、予報では午前中ずっと弱雨となっている。強くなるところもあるようなので、日勝峠越えはあきらめ、浦河周りで行くことにした。
8時半、静内を出発。40分ほど走り浦河でガソリンを満タンにし山越えの国道236号線に入る。ここまでは悪運強く、雨もポツポツで一昨日から見れば屁でもない状況。でもところどころ道路は濡れているしカーブも多いので、要注意だ。追いかけてくる車(ホンの数台)は、すべて脇に寄せて追い抜かせマイペースの走りに徹する。
236号線の峠付近には数本のトンネルがあり、抜けると緩やかな直線の下りとなり走りやすかった。この国道が「天馬街道」というのもうなずける。しかも雨もなく道路も乾いていて少々拍子抜けする感じだった。ここから先は道の駅が多いので、もし振られたとしても雨宿りできるのが強みだ。
11時前、帯広に近い道の駅「小スモール大樹」に到着したが、この時点では雨はふってなかった。朝飯抜きだったので、コーヒーとホットケーキを食べながらタブレットで雨の様子を確認する。20分ほどして外を見たら、ナント、土砂降りではないか。もうカバーを被せにいくのも手遅れで、呆然を愛車が濡れるのを見るしかなかった。
4〜50分も経っただろうか。ようやく雨も小降りになったので走りだす。次の道の駅は20kmほどの「忠類」、雨もポツポツ状態なので通過して進む。「さらべつ」も同様の理由でパスし、とうとう道の駅「なかさつない」まで来る。ここから今晩の宿は4km弱と目の前だ。
3時のチェックインまではまだ時間がありすぎる。といって走っていて濡れるのも嫌なのでここで時間を潰すことにする。夕食までまだ間があるので「ファミリー丼500円」を食べる。鶏むね肉に小麦粉をまぶし揚げたものに、豚丼のタレをかけたもので小腹を満たすにはちょうど良かった。
中札内一帯はこれから一雨くる予報がでている。段々空も暗くなってきたので、これが限界とばかり宿に向かうことにした。
1時半過ぎ、宿に到着。ここは7月に泊まったところで、今回は連泊。準備が整わず少し待たされたが、無事にチェックインできた。部屋に入り一息ついていたら、ナント、バシャバシャと大粒の雨が降ってきた。15分ほどで小降りにはなったが、まさに間一髪で濡れずに済んだ。19時から晩飯、ここは二食付き個室で5,900円だ。
20時から、宿のご主人に車で10分ほどの温泉施設に連れて行ってもらった。露天風呂やサウナも付いていて入浴料は375円と安い。貸切状態の露天でゆっくり浸かったが、外はかなり冷え空には満天の星が見える。
今日は悪運強く、本降りを何とか回避して宿まで無事辿り着いた。
明日こそはきっとスッキリ晴れることだろう、と期待している。