北海道ツーリング 2015 (九日目) 今日も快晴、絶景三昧

泊まったのは「エゾリス君の宿」、森の中のペンション村の一角だ。「リスが来ました」とオーナーさんが教えてくれて一枚撮る。8時半過ぎ、宿を出発する。
30分ほど走って、帯広を一望する「十勝が丘公園」の展望台へ。少し霞がかかって上手く撮れなかったが、この絶景はしっかり記憶に留めた。
一時間ちょっと走り、士幌の「ナイタイ高原牧場」に行く。2年前はガスで真っ白、頂上でかろうじて看板だけ写真に納めた記憶がある。放牧されている牛の頭数も多く、日本離れした景色を見せてくれた。ソフトアイスをホウバリながら草むらに腰を下ろし、まったりした時間を過ごす。
マッタリのあとは、少々肝を冷やすことになった。
ナイタイから近い「然別湖」へ行ったのだが、よく調べもせず北から湖の西側を通るルートを選択。これがとんでもない道で、急に砂利道があるは(200m程度)、一車線に満たない道幅で「路肩が弱い」と張り紙しているところが数km続いたり。湖畔にある「然別温泉」に着いた時には、正直グッタリだった。せめてもの慰めがこの絶景と緑がかって神秘的な水色だった。
然別湖から鹿追に下っていく途中に「扇ヶ原展望台」があった。ここからの眺望も見事だった。下りきって「道の駅うりまく」で小休止。ここはパークゴルフのほか乗馬ができるようで、次回の楽しみが増えた気分だ。
帯広から富良野へ抜ける峠が「狩勝峠」で新日本八景に選ばれているとか。他の七景はわからないが、さすがの眺望である。
富良野に入ると「メロン・スイカ、茹でとうきび」のノボリだ。もう二時を回って腹もスキスキ、茹でとうきび(250円)をパクつく。そして富良野の楽しみといったら「唯我独尊」のソーセージカレー。もう三時近くというのに長蛇の列、仕方なく近くの「魔女のスプーン」で「オムカレー(1260円)」を食べる。小さな器にはスープカレーもあって旨かった。
宿へ行く前に、西日を受けてきれいな十勝連峰を見ようと「千望峠」に行く。
ここから宿が大変だった。最後の難関が宿に通ずる50mほどの砂利の細道。転ばぬよう神経を使って、使って、5時過ぎにやっと到着。今晩の宿はゲストハウスで部屋はドミトリー、相棒は兵庫から来た30代の旅人だった。7時から全員揃っての夕食。食材は道産のもの主体で、正直旨かった。
9時から第2ラウンド、食堂で一杯やったあと、外に出て星を観る。さすが「星の宿」と冠しているだけあって星空は見事なものだった。残念ながら、私のデジカメでは撮れなかったが、みなさん、三脚をもって撮影に熱中していた。
関東は日照不足らしいが、北海道は別世界。明日も快晴のようだ。