北海道ツーリング(九日目)  明日、切揚げ

昨日は精神的にも肉体的にも疲れ、5時までグッスリ寝た。
今日も朝から良い天気。連絡がない限り、バイクで走るわけにはいかないから8時過ぎにゆっくり朝飯を食べる。不思議なことにこのホテル、ご飯の替わりにおにぎりとお稲荷があり、味噌汁はない。オカズも極限られている。安いから、マ、いいか。
このホテルは函館駅の目の前。朝食後、朝市を冷やかしに散歩に出る。駅前の変わり様はすさまじく、連絡船の長い通路を通ってやっと木造駅舎の改札口に着いたイメージはまるでない。
朝市も早くから観光客でいっぱいだ。昔の面影があるのは左の「塩干売り場」の建物のみだ。「イカ釣り生け簀」も賑わっていた。
ホテルに戻って今後の行動について検討していると、10時半過ぎにバイク屋から修理が終わったとの連絡があった。
11時半頃、一晩離れていた愛車とご対面。タイヤとチューブは新品交換、新しいタイヤは滑るからカーブでは気をつけるようにと念を押された。足慣らしに「大沼公園」に向かう。
沼を周遊するコースを走りながら岸辺に降りれるところで撮る。駒ケ岳は見る角度でいろいろな表情を見せてくれる。サケマス漁に携わって2〜3年目、函館に戻って残務も終わりここに遊びに来て以来だから、実に40年ぶりの再訪である。
公園から東に抜けて噴火湾沿いの278号線を南下する。1時間ちょっとで温泉場を抜け、急な上り坂に神経を使いながら「恵山展望台」に上がることができた。下北半島は見えなかったがなかなかの絶景だった。
函館に戻る道では、逆光を浴びて函館山が島のように浮かんで見える。そのまま立待岬に行ってみた。サケマス船団の出漁の日は、ここから撮影した漁場へ向かう独航船の映像が流れていたのがなつかしい。
駅に近い「自由市場」に行ってみた。観光化されてはいるが、ここは夕方から始まる函館市民の台所。出張に来ると仕事を終え帰るのは最終便だったので、ここに立ち寄り氷を効かしてもらい鮮魚を買って帰ったこともたびたびあった。食堂で「今年の新モノだよ」というので、昼飯兼セミ晩飯に「イクラ丼」千円を食べた。
バイクは順調だった。ホテルに戻ってシャワーを浴びほっとする。ファイナル晩飯は簡単に近くのラッキーピエロで「チキンバーガー」を買ってきた。勿論「金麦」付きである。
計画では、明日9日は下北の大間に渡りむつ泊、10日は海岸線を南下して遠野か花巻に泊まり、11日毛越寺を見て一気に新潟へ帰るつもりだった。しかし昨日の一件で正直疲れたし、11日の東北、新潟の予報が雨となっている。そのため今回のツーリングは明日で切揚げ、苫小牧から夕方のフェリーで新潟へ戻ることに決めた。明日は今回のツーリングを思い出しながら噴火湾沿いをノンビリ走るつもりである。
ということで、明晩はフェリーの中のためブログは休みま〜す。