旅のシメは万代橋

日中時折小雨がパラついたが、梅雨にしては上々の天気である。昨日同様、気温も上がらず過ごしやすかった。

火野正平の「こころ旅」、新潟県最終日の風景は「万代橋」だった。手紙にあったように昭和39年6月の新潟地震では、架けて間もない近代的な二本の橋がヤラれたのに石組みの万代橋は微動だにせず、復興のシンボル的存在だった。火野さんには、自転車で、徒歩で、橋の両側を往復してもらい、また、タモトの堤からも美しい万代橋を紹介していただいた。天候にも恵まれ、新潟県の旅のシメにふさわしい美しい画像で、番組スタッフの方々に感謝したい。

新潟市、特にこの万代橋を是非見ていただきたいと願っていた方の訃報が、今朝、届いた。かねてより療養中ではあったが、最近は症状も落ち着いておられるとお聞きしていた。これらの風景を味付けに、新潟の美味しいものを食していただきたかっただけに誠に残念で、只々、ご冥福を祈るばかりである。