サマーツーリング2013(三日目) 予定変更

さすが軽井沢、鶯の鳴き声で目が覚めた。どうか降っていませんようにと願いがかなったのは7時頃まで、すぐに小雨が降り始めた。ネットで今日走るところの天候を見たがどこも雨で、ところにより激しく降るとある。
う〜ん、困った。雨中の山道を走るのはイヤだし危険でもある。といって、予約してある日光の宿のキャンセル料を払うのもシャクにさわる。
そこで今日は、山道を走り色々見て回るのは諦め、高速の左車線をゆっくり走ってとにかく日光まで行くことに決める。悩みながらも朝飯はしっかり食べた。
垣間見えた浅間山に見送られ、9時にペンションを出発して上信越高速道の碓氷軽井沢ICを目指す。
高速の左車線にいる分には自分のペース、マイスピードで走ることが出来るし、後ろから煽られることも左に寄ることもない。
やや雨も強くなったので横川SAで休憩したが、浜松の帰りに車で寄った妙義山もケムッていた。
ガソリンの目盛は半分程度、しかもリッター162円と出ているので補給を見合わせたが、これがあとで大変なことに。
藤岡JCTから関越道を新潟方面に走り、高崎JCT北関東自動車道に入る。雨は相変わらず降ったり止んだりだが強くはならず、走りは順調だった。ところがいくら走ってもSAマークが出てこない。まだ大丈夫、まだ大丈夫と走っていたら、ついに燃油ゲージのオレンジランプが点滅し始めた。概算で満タンから260kmほど走っている。こりゃあヤバいと、太田桐生ICで高速を下りた。幸いにも近くにGSがあったので事なきを得たが、ガソリン喰いの大型バイクで高速を走ることが如何に怖いかを痛感させられた。
岩船JCTから東北自動車道に入りもうすぐ宇都宮と思っていたら、薄日が射していた空が一転俄かに掻き曇り、大粒の雨が降り始めた。スピードを落とし我慢して走っていたが、私の走りの技術ではもう限界に近く、見えてきた大谷PAに入った。
幸いここの駐輪場には屋根があった。しかし雨はますます激しくなり遠雷も聞こえてきた。駐輪場から5〜60mしか離れていない売店へ走れないほどの豪雨でマイッタ、マイッタ。私が雨宿り2台目だったが、あっと言う間に6台に増えている。同年代で同じバイクの大阪ライダーは、キャンプしながら北海道へ向かう途中で今日は蔵王の予定だったがキャンプ場が閉鎖になってしまい、どうしようかと悩んでいた。一時間ほどしてようやく小降りになり、レストランにも行けて「冷やし担担麺」の昼飯にもありつける。それにしてもすごい降りだった。







宇都宮から日光方面への高速に入り一時半過ぎに日光到着。チェックインにはまだ早く、東照宮へ行ってみることにした。こんな天候でも観光客は多く、東照宮への拝観受付前は行列が出来ている。もう2〜3回来ているし拝観料はナント1300円もするので今日は敬遠して二荒山神社へ回る。杉の大木が多く、ご神木だけでも2〜3本あるし夫婦杉、親子杉などがある。しかし雨上がりで湿気が多い上になんという暑さだろう、カッパの上は脱いだものの下は履きっぱなしだったのでもうパンツまでビシャビシャになってしまった。雨にぬれずに汗でぬれるとは何とも皮肉である。三時過ぎに今晩の宿であるペンションにチェックイン、すぐに一風呂浴びさせてもらった。
6時から晩飯。一階の食事処も小奇麗で雰囲気がよい。場違いな冷やの日本酒を飲みながら美味しく食べた。
明日は晴れるが気温が相当上がるらしい。今日行けなかった中禅寺湖、吹割の滝を見て沼田から関越道で帰るか、それとも予定通り龍王峡、南会津回りで帰るか、う〜ん、どっちにしようかな。